駆けつけた警察官が親を呼び出すように言ったため、母親が呼ばれたとのこと。副校長は先生が独断で警察を呼んだことを叱り、警察も「先生方が親御さんに話せば良いこと」として帰って行きました。「大したことではない」という扱いだったのです。
しかし、先生は母親に対して、
「警察に突き出したい程、腹が立ったんだよ! 迷惑なんだ! もう二度と姿を現すな!って娘に言えよ」
と怒り心頭。かつて娘の担任だった別の教員は、「警察を呼んだのは行きすぎだったかもしれません」としつつ、「でもあまりにも好きだ好きだと自分の気持ちばかり押しつけすぎたからこうなったのです」と母親を諭し、帰宅させたそうです。
母親は、今後の娘への対応について、厳しく叱って先生の周辺に二度と現れないようにするか「黙って様子を見守るか、どちらが良いでしょうか」と相談しつつ、
「だけど私としても警察まで呼ぶのは行きすぎの気がします」
と不満を漏らしました。
中学を卒業して半年以上ですから、娘は相当長い間先生につきまとっていたのでしょう。周囲が追い返すくらいですから、学校でも迷惑な子として有名になっていたのかもしれません。
「黙って見守るなんてとんでもない」など諭す声相次ぐ
この相談は注目を集め、閲覧数は30万を突破。回答は1200以上も寄せられています。中でも多かったのは、「娘はストーカーと言われてもおかしくない」という批判です。
「黙って見守るなんてとんでもない。娘さんの行動はストーカーと紙一重です」
「親ばかを通り過ぎてバカ親ですね。なぜ他人に迷惑をかけている娘の行為を黙って見守るのですか?意味不明です」
など、ダメなことは具体的に指摘し、決して放って置くことのないように諭す声が相次ぎました。ベストアンサーは、前述の担任の先生と同様、娘の気持ちを尊重しつつ、冷静に迷惑行為だと諭すようアドバイスするものでした。
一方で、先生への批判も。たしかに迷惑極まりないとはいえ、大人としてあの言い方は、「程度の低い先生」という意見も出ています。ただ、「犯罪者にされないための防御策」という声もあったように、18歳未満を相手に下手なことをすれば、児童福祉法で罰せられる恐れがあります。勝手な思い込みで周囲に「つきあっている」等と言われれば、もうただの迷惑では済みません。
ストーカー規制法違反検挙は2018年で870件、うち禁止命令等違反は108件
警察庁が出している「ストーカー規制法違反」の検挙数は2018年で870件、うち禁止命令等違反は108件あり、禁止されてもつきまといを止めない、執着を断ち切れない人が相当数いることが分かります。まだ子どもだからと甘くみていると、本当に警察に連行される事態になりかねません。
相談者は、娘への対応よりも「警察を呼ぶなんてやり過ぎ」に共感してほしかったような気がします。しかし、娘を犯罪者にしないためにも、ここはアドバイス通り、娘の気持ちに寄り添いつつ、悪いことは悪いとはっきり叱ってあげて欲しいです。