そのため新婦側は「披露宴なしのささやかな結婚式に呼べるのは数人」だったが、新郎新婦共通の友達が20名ほどいた。
「夫側の親族と友人が片側に座り、私側の親族と友人、それに共通の友達が反対側に座ればある程度良いバランスになるはずでした」
だが迎えた当日、想定外の展開になったのだ。
「式場側の指示で、なぜか夫側の親族と友人、共通の友達が片側に。そして、私側の親族と友人だけが反対側に座ることに。その結果夫側は満席に近い50名、私側の席はガラガラで10名足らずという悲惨な事に」
これはいたたまれない。「見て寂しくて泣きそうになりました」と当時を振り返った。災難はこれだけで終わらなかった。
「正装して一緒に入る気満々だった父は、終始席に座ったまま参列、夫と私が最初から腕を組んで入場するよう指示されたのです」
教会やチャペルのバージンロードなら父親と歩くことが一般的だ。一方で披露宴では新郎と入場することがほとんどだ。だが披露宴でも事前の打ち合わせで父親と入場する段取りになっていたとしたら、女性が怒るのも無理もないだろう。
他にも着替えの時にメイク担当者に乱暴な扱いを受けたという女性は、「何もかも酷いことばかりの式場でした」と批判が止まらない。「グアムで2人だけの挙式をしたかった」と打ち明け、このつらくて不本意な経験を「一生忘れない」と悔しさを滲ませた。
「唯一の救いは、その式場が数年後に潰れた事でしょうか。フォトウェディングだけで良いから、昔に返ってやり直したいです」
キャリコネニュースでは、「結婚式での衝撃エピソード」をテーマにアンケートを行っています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/TWNPHCTP