男女の友情はあり? 若い年代ほど異性の友人と2人で卒業旅行しても「意識しない」と回答
DeNAトラベルが2月21日に発表した「卒業旅行」に関する調査結果によると、若い年代ほど異性の友人と2人で旅行に行っても「異性として意識しない」と回答する人が多いことがわかった。
また、調査対象者の年代を問わず、およそ4割の人が「異性の友人と2人で旅行することに抵抗がない」と回答している。
調査は、今年2月6日~10日の間、インターネット上で18歳~82歳の男女287人を対象に行った。リリースでは、「学生」と学生でない「20・30代」「40・50代」「60代以上」に分類している。
学生の3人に1人、卒業旅行は異性の友人と行きたい
「卒業旅行には何回行きたいですか?(行きましたか?)」という問いに対して「0回」の回答は60代が48.0%で最も多く、「1回」という回答は、20・30代で39.2%、40・50代で47.3%だった。
学生にいたっては「0回」の回答者はおらず、「1回」が20.8%、「2回」が33.3%と、若い世代の人ほど卒業旅行に行く傾向が高い。
「卒業旅行は誰と行きたいですか?(行く予定ですか?行きましたか?)」という問いに対しては、年代を問わず「友達(同性)」という回答が最も多かった。「友達(異性)」になると、学生が29.2%、20・30代が20.3%、40・50代が15.5%、60代以上が20.0%となり同性の友人より回答率は下がる。
続いて「異性の友人と2人で卒業旅行に行った場合、相手を異性として意識しますか?」と質問すると、60代以上では「全くしない」と答えた人はいなかった。一方で、40・50代は14.7%、20・30代は19.0%、学生では20.8%と、年代が若くなるにしたがって、意識しないという人が多かった。
ただ、同じ質問に対する回答を男女別でみると、「全くしない」と答えた人は、男性では52.9%だったのに対して、女性では32.0%と、女性の方が相手を異性として意識する傾向が高い。
「一緒に旅行するとなると女子はもの凄くめんどくさい」
「異性の友人と2人で卒業旅行に行くことに抵抗はありますか?」という質問に対して「全くない」と答えた人は、どの年代も4割前後で大きな差はない。
しかし性別で意識に差が見られる。「全くない」の回答は男性では12.5%、女性は17.0%だった。女性は男性に比べて、異性の友人と2人で旅行すると異性として意識するものの、旅行そのものには抵抗がないことがいえる。この理由については、次のような声が出ていた。
「基本、卒業旅行は離れていく人と共に過ごす時間を大切にするものだと思うので異性の友達と2人でいくという人がいてもおかしくないと思う」(43歳・女性)
「一緒に旅行するとなると女子はもの凄くめんどくさい」(37歳・女性)
一方で、「非常に抵抗がある」の回答率は男性で38.5%、女性で22.9%だったが、この理由として、「異性と行くとしたら恋人でしょう。本当に友だちだったとしても恋人がいたら申し訳なくて異性とは一緒に旅行にはとてもいけないです」などがあった。