20代の4割「SNSでつながった人と実際に会ったことがある」 共通の趣味を通じて交流を深める傾向
SNSの利用目的で最も多かったのは「情報の収集」(20代:72.1%、40代:61.1%)、続いて「友人・知人・家族との連絡や交流」(20代:61.4%、40代:59.2%)だった。次いで「暇つぶし」、「情報発信」などが入る。
一方で順位こそ高くないものの、20代の5人に1人の割合で、「友人・人脈づくり」や「恋愛を目的とした出会い探し」といった回答も見られた。こういった出会い目的の利用も案外少なくないようだ。
「SNSで知らない人とメッセージのやりとりをしたことがある」という回答は40代が37.1%に対し、20代は61.9%だった。また、「SNSでつながった知らない人と実際に会ったことはある」という人は、20代で36.3%、40代で15.3%だった。
メッセージでのやりとりに比べればまだまだ多いとは言えないが、SNSを使っていると答えた20代の3人に1人がSNSで出会いを見つけていると考えれば、若い世代のコミュニケーション手段が多様化してきていると捉えることもできそうだ。
「ゲームを通して仲良くなり、1年半付き合った」
SNSでつながった知らない人と実際に「会ったことがある」と答えた人からは、次のような声が挙がっていた。
「SNSでやりとりをしていたら共通点が多く、考え方が似ていたので一度会うことになった。その後何度か会ううちにつきあうことになった」(28歳・男性)
「ゲームという共通の趣味を通して親しくなったのでLINEを交換した。何度か会ううちに私が相手に好意を抱くようになり、つきあった。その後1年半で別れてしまったけれど、今でも交流があり仲の良い友人」(26歳・女性)
「好きなバンドの海外公演に行った時、同じ公演を見に行くという人と知り合ってやりとりをするように。実際にお会いし、その後も交流はしているが交際には発展していない」(43歳・女性)
「アニメ」や「アイドル」「ゲーム」「バンド」「スポーツ」などといった共通の趣味がある相手と実際に会ったことがあるといった回答がとても多く見られた。また、その後交際に発展するケースもあるようだ。今後SNSが新しい出会いの形として幅広く受け入れられていくようになっていくのかもしれない。