寄せられた回答は「手遅れです」から「年齢は関係ない」までさまざまだが、目立ったのは「可能性はゼロではないけれど難しい」という意見だ。
質問者と同じく、結婚相談所で2月から婚活中という45歳女性は
「見合いの申込みをもらったのは1桁で、うち40代は2人だけ。上は60歳以上でほぼ50代でした」
「希望は40代でしたが、現実は厳しかった」
と明かす。もう子どもは難しいけれど、支えになる人が欲しく婚活しているという。会える相手は10歳以上年上の人が多いようで「むっちゃくちゃ妥協しています(笑)。片目じゃ無理だ、両眼瞑るくらいの気持ちで(笑)」と綴っていた。
質問者も「同年代の男性が希望するのは30代後半まで」という現実はすでに知っているようだ。結婚相談所で申し込まれたのは、やはり50代後半から60代だったという。相手の条件としては”バツイチもあり”としながらも「大きなお子さんがいるとか、自営業で労働力として嫁探してる方」はストレスになるから嫌だという。だが、実際には
「稀に50歳代で、収入もあって初婚の人もいるけど、親の介護がついてます」
とそう簡単にはいかない現実を感じていた。
しかし、回答の中には、まさにそういう人なら結婚まで持ち込める可能性がある、というアドバイスも複数入っている。40代以上ともなれば、誰にでも相応の過去がある。相手の背景まで飲み込める覚悟がないと、結婚は難しいだろう。
苦労がいやなら、独身を通すほうがいいのでは?
回答欄には、結婚したいオーラを出しすぎず、
「働く職場もあるし趣味もあるし何より自由がある、このままおひとりさまも悪くないかな、というフラットさがあるといい」
とのアドバイスもあった。むしろそのまま、今さら誰かと苦労するより「一生独身のほうがいい」と開き直った方が良くないだろうか。無理して結婚して仕事を辞めれば、経済的にもっと不安定になる恐れだってある。
質問者が選んだベストアンサーは「人間力が交際や結婚につながる。今からでもやり方変えてみては?」という助言だった。質問者は丁寧に自業自得を認めた上で「ありがとうございました」と返信している。そのほかの、悪意がありそうな嫌味な回答にすら、すべてに丁寧にお礼の返信をしていた。
もちろんこれだけでは分からないが、人柄が悪いような印象は感じられなかった。これまで結婚を申し込まれたこともあるというが、現在までゴールには至っていない。なんにしても、結婚は年齢を重ねるほど難しいものであることは確かだ。