秋田県に住む30代の男性は、地方ならではの事情を含めて、現状を次のように綴る。
「残業しても手取り15万円ほど。地下鉄はなく、バスの本数も少ないため通勤には使えない。車がなければ、どうしても生活が成り立たない。最低限の生活費と車両費の捻出で精一杯。よくテレビで激安スーパーが紹介されているが、地方にはそんな店多くはない。冬には多額の暖房費もかかる」
男性は「将来もらえる年金・退職金は多くない。このままだと生活保護を受けることになる」と、老後の不安が大きいことも綴っている。確かに、車がなければ地方での生活は成り立たない。ガソリン代や自動車税など、車に関わる出費は世帯年収300万円台の人にとって大きな負担になっている。
既婚子持ちの女性「税金滞納、身内に借金。子どもたちに申し訳ない」
世帯年収300万円台で子どもを産み育てている人は、どのような生活ぶりなのだろうか。2人の子どもを持つ40代の男性は「全くお金が足りない。夫婦仲もどんどん悪化している」(大阪府/世帯年収350万円)という。経済面の苦しさが家族関係にも影響を及ぼしており、深刻な状況だ。
神奈川県で2人の子どもを育てている40代女性は、夫婦でパート勤め。「いつもお金の不安がつきまとう」と前置きし、次のように語る。
「住宅ローン・電気代・ガス代・水道代・携帯代……。料金滞納して供給停止になったことは数え切れず。頑張っても報われない。未納の税金や身内への借金もあるが、食べていけなくなるので返せない。仕事があるだけありがたいことだが、コロナの影響もありメンタル的にも限界。子どもたちに申し訳ない」
世帯年収300万円台で子どもを育てることは、やはり経済的に相当苦しいようだ。子どもたちを育て上げるためには、夫婦のどちらかがフルタイムで働くなど、収入を増やし、家計を改善する必要があるだろう。
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