お金もないのに好きなだけ飲んでおいて、友人だからと支払いをアテにされたら堪ったものではない。「お金を貸して戻って来なかったエピソード」を寄せた東京都の60代女性(年収800万円)は、「学生時代の友人に2万円」の貸しがあるという。
「金もないのに銀座の高級バーを好む人で、以前も自分の好きな芸者を呼んで同行人に払わせる手を使う人だった」
そもそも用心すべき相手だったようだ。ただ、「お金のあるときは気にしていなかった」とも書いており、憎めない存在でもあったようだ。(文:篠原みつき)
「友人の過去のツケの分まで請求された。それが2万」
やがて女性は失業し、「周囲から人が離れていった」という。そんなときでも、この友人はよく飲みに誘ってくれたそうだ。「暇だったので断る理由もなくよくつきあっていた」というから、自身が飲むお金くらいはあったのだろう。
しかし、「ローンの支払いがやばい」というときに、またもこの友人から銀座に呼び出された。
「行くと、先にいて酔っぱらっている。バカバカしいので、一杯だけ飲んで帰ろうとしたところ、ママからその友人の過去のツケの分まで請求された。それが2万」
失業中の身でいきなり予定外の2万円はきつい。友人は、そのときは「必ず返すから~」と恐縮していたというが、結局2万円が返ってくることはなかった。
「その後も返す返すと言いながら、そのうち『お金なんか借りたっけ?』と言い出した。金が無い人ほど分不相応な贅沢を好むもんだなと、勉強代として返してもらうことは諦めた」
呆れた様子で語り、「それ以来縁も切れている」と顛末を明かした。
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