女性は「好物だったのに、もう今はイカを見たくもありません」とウンザリした様子だ。

「ふるさと納税で届いた巨大貝柱も、もったいないからと冷凍したまま、半年後には霜がつきカサカサに乾いたゴミになって捨てるだけでした。数を数えているので、こっそり食べることもできません」

高級食材や大好物はどれも「もったいない」と冷凍してしまうよう。困るのは妻だけではない。

「夫の両親と一緒にすき焼きをしようと、気合の入ったお肉を結構な量買いました。その時も、せっかくの綺麗なお肉を3センチ角くらいにちぎって食べるのです。しかも周りにも同様の行為を押し付ける始末。これでは食べ応えも、口の中が肉汁で溢れる感じも全くありません。そんなの切り落とし肉でも同じですよね？ 」

せっかくの高級すき焼き肉も、この食べ方では台無しだろう。さすがの女性も

「異常なみみっちさに、『この人は頭がおかしいのでは？』とドン引きに引いて笑うことすらできず」

と不快な気持ちをあらわにする。しかし、「お気に入りの飲み屋では、1日1万～3万を平気で使う」というから衝撃だ。

「絶対に頭がおかしいです。助けてください。まあ、欲しかったセーター買ってくれたし、お年玉2万円くれたから、しばらくは我慢しますけどね！」

男性がこだわるのは食材だけなのか。いずれにせよ、妻が愛想をつかす前に話し合うべきだろう。