それは、二人で「車で5~6時間かかるところ」に旅行へ行ったときのことだった。
「片道約900キロ。1回目は私の車。2回目も私の車。3回目も私の車…… 運転ももちろん私。ガソリン代、高速代は半分ずつ。労いの言葉も無し」
900キロともなればいくつも県をまたいだ大変な移動だ。常に一人で運転を任されては疲弊したことだろう。しかも毎回、旅行の前に友人の犬をペットホテルに連れて行く、という役割も担わされた。
「私には子供が3人いるけど、旅行するときは待ち合わせ時間までに実家に連れて(預けて)行き準備してから旅行に出発してた」
こう憤りをにじませる。友人のために時間と労力を割いていたが、相手からの気遣いは感じられなかったのだ。
「回数を重ねてくるとだんだん足に使われている、いいように使われている、と思い始めて。私の運転技術について『今回は良かったけど、もっと気をつけなきゃ』など意見されたり。(私は仕事の移動で毎日100キロ近く運転する。彼女はあまり運転しない)」
そんな友人から運転の仕方に口出しされては、気分がいいはずもない。
ATMに寄っただけで説教、新築マンションで犬がオシッコ!
金銭感覚やマナーに対する疑問は、その後も膨らんで行った。旅行用のお金をあらかじめ用意していた女性だったが、急な出費があり手持ちの現金が足りなくなった。そのときは、
「めちゃくちゃ忙しくATMに行く時間もなく旅行出発。現金を下ろしにコンビニに寄ったら『お金の予算ちゃんと決めなきゃ』と意見される」
と、ここでも言わずもがなの説教をされた。こうなると、嫌な面がいくらでも目に付くようになった。
「あるお店では私だけが買い物した。彼女は何も買い物しないのに、お店の方からのおまけはちゃんとカバンにしまっていた」
「私が新しくマンション購入したとき、犬を連れて来たのですが、オシッコを漏らす。(リフォームしたばかりですよ!!)オムツの用意もしていない。非常識ですよね!」
こうした出来事から、女性は友人との関係に終止符を打つことを決意した。
「などなど思うところが積み重なって旅行後から一切連絡取っていません。出会いが客と販売員だったからか、下に見られていたのか…と残念な気持ち。もう二度と彼女と関わるのはやめようと決めました」
販売員と客という始まりだった関係性が、どこかで対等さを欠いていたのかもしれない。女性は清々した様子で、「関わらなくなって数年。気持ち的にもスッキリしてます!」と本音を明かした。
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