財布が見つからないまま帰宅し、自宅近くの交番に紛失届を提出した。免許証も入っており「最悪」と落ち込んでいた。しかし、その日の夕方、女性のもとに新潟県の警察署から電話がかかってきた。
「高速道路の休憩所の棚に置いてあり、どなたかが見つけて届けてくださったそうです」
詳しく話を聞くと、財布の中身もそのままだったという。翌日、次男の妻に運転を頼み、引き取りに行った。拾い主が誰かは分からなかったが、帰宅後、交番で紛失届の取り下げ手続きを済ませ、女性はようやく安堵した。
「拾って下さった方にこの場でお礼申し上げます。それからは気をつけて行動してます」


