ブランド品を持っている人が「成金趣味」「ダサい」などと揶揄されるのは、その人たちがステータスあるブランド品を身につけることで、自分のステータスを上げたり誇示したりしている、と見なされやすいためだろう。しかし投稿者は、こうした見方に反発。ブランド品に大金をかけるのは、作り手のスキルにリスペクトを払っているからだ、という持論を持っているようだ。
さらに「ブランド品を毛嫌いする人に限ってディズニー好きな傾向がある」とも投稿している。やや偏見のある意見だが、「お前が買ったそのミッキーが書いてあるボールペン。ミッキーが無ければ1本100円程度だからな」とも言っている。
要するに、高級ブランド品を持つことを馬鹿にしている人でも、「ディズニー」などの何らかのブランド品を好きになっているはずで、そういう人にブランド品の所持を批判されるいわれはない、と言いたいようだ。
ノンブランド品なら安く買えるのに「ロゴのデザインが気に入ったから」「有名ブランドだから」と、価格の高い方を選ぶ買い方をしたことは誰しもあるだろう。だがその上乗せ分には、ブランドへの信頼、ブランドを持つことで得られる高揚感など、ブランド品だからこそ得られる体験への期待も含まれている。見栄を張りたいがために高額を支払う人たちは、そんなに多くないように感じる。
ブランドの力に頼っている感じがしてダサい、という見方も
コメント欄には、「ブランド品=ダサい」という考えが広まった背景を分析する人達の意見が寄せられた。
「ブランドがダサいとは必ずしも言えないけど、ブランドゴリゴリで身を固めるのは10年20年前の流行りなんで、時代遅れだと思う」
と、全身にブランド品を纏うことは古い時代のファッションであるからと指摘する人のほか、「買ってるやつはデザインの良さで買ってるわけではなく、高級品というステータスを買っているだけ」と、ブランド品の力に頼って、自分を良く見せようとすることにダサさを覚えてしまうという人もいた。
ここ数年は収入がなかなか上がらず雇用も不安定になり、ブランド品を購入することも当たり前ではなくなった。手が届かないブランド品を持っている人に嫌味を言いたくなるのはある意味、嫉妬のせいではないだろうか。
自分が好きで身につけている物を批判されるのは嬉しくないし、「ブランド品だから」という理由だけで批判するのも、オシャレな行為ではない。好きなものを好きに所有できる時代になってほしい。