コメント欄には「恥ずかしいし、帽子の上から、つけたりするのもあるので作業しずらい」とサンタ帽を被ることに否定的な声が寄せられた。頭を下げる時や、商品を陳列している時などの動作で帽子がズレてしまうため、恥ずかしさだけでなく作業に影響が出ているようだ。
「昔一緒にバイトしてたスキンヘッドの強面さんが、『滑り落ちてイライラする』って店長に言ったら、トナカイのヘアバンド着けさせられて可哀想だった」
嫌な思いをするのは、必ずしもサンタ帽を被る本人だけとは限らない。明らかに嫌々被らされている店員を見たら、客側だって嫌な気持ちになるケースは十分あり得るだろう。
そこまで細かく見ている人は少ない?
こうした声の一方、寛容な意見も一定数みられる。
「サンタ帽子にそこまでこだわって見てる人って少ないと思います。どんな人が被ってても季節の風物詩って感じです」
「この時期の制服の一部です。だから制服が似合わなくても許してね。季節の風物詩だと思えば似合うとかは関係ないよ、味わう気持ちの余裕の有無の差かな?」
サンタ帽を被った店員は、門松や桜の花といった季節特有の風景であり、あまり気にする必要はない、と考える人も多い。
そもそも、「おじさんもおばさんもお兄さんもお姉さんも、どんな店員さんでもサンタ帽被ってたら『クリスマスだ?』ってほっこりするけど」といった声があるように、サンタ帽はクリスマスを演出しているだけであり、似合うか似合わないかは関係ないのかもしれない。
寄せられたコメントを踏まえると、投稿者はいろいろ考えすぎではないかと感じてしまう。ただ、本人たちがもし、店側からサンタ帽を被ることを強要されているのであれば、それは別の問題だろう。店側は本人の意思を尊重してもらいつつ、誰もが楽しめるクリスマスが来ることを願いたい。