男性は、東大出身の妻と出会うまで「一流大卒者の知り合いは皆無で、一流大卒の実情を知らなかった」という。そう語る男性だが、妻の交友関係を通して一流大卒者の実情を知っていったと続ける。
「妻の周りにいる、いわゆる給与生活者は皆誰もが知っている企業に勤めていたり、権威のある立場にいたりする。コロナ禍で賃金が下がり生活に悪影響があるとか、テレワークができないとか、そういう人たちはいない。ちなみに妻も高給取り。9~17時の定時勤務で、去年の年収は1700万円」
こうした現状を目の当たりにし、男性は「一流大卒者は生活や生存の心配をしなきゃならない状況になりようがない」と感じたそうだ。
「条件の良い仕事は勉強ができる人から埋まっていく」
一方、自身の交友関係については「中卒・高卒者の場合は職人や介護職、フリーで働く人ばかり。大学時代の友人たちは中小の零細企業だったり、派遣や契約社員だったりが多い」と明かす。また、
「あまりにも当たり前すぎて最近は誰も言わないが、条件の良い仕事は勉強ができる人から埋まっていくということ。多くの人は自分の置かれてきた階層しか知らないので、その中で起きている現実だけを見て判断しているのだろう。でも私は中卒~一流大卒と見てきて、明らかに学歴は、生存上の大きな条件になっていることを実感している」
と持論を述べている。
学歴の必要性を主張する他の読者からは、
「どこにでも、すぐに転職が決まるから」(50代男性/東京都/東京大学院卒/専門職/年収700万円)
「学歴は若い時に努力した証。努力したことが将来に必ず生かせるから」(60代男性/愛知県/三重大学卒/農林水産関係/年収700万円)
「手っ取り早く、人に自分の能力を証明することができるツールになるため。ただ会社に入れば実力の方が大切」(30代女性/広島県/高卒/教育・保育関係/年収400万円)
といった声も寄せられた。
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