奨学金返済に苦しむ声「毎月の返済額は3万円以上。主人の給料から支払っている」「結婚を許してくれない親もいるみたい」 | キャリコネニュース - Page 2
おかげさまで6周年 メルマガ読者数
65万人以上!

奨学金返済に苦しむ声「毎月の返済額は3万円以上。主人の給料から支払っている」「結婚を許してくれない親もいるみたい」

奨学金の返済を配偶者に頼る人もいる。都内の20代女性は総額720万円の奨学金を借り、学校を卒業した。毎月の返済額は3万円以上に及ぶが、

「専業主婦をしているため、主人の給料から支払っている。困るほどの金額ではないが、『これがなければな』と思うときはある」

と明かす。学生時代は、自分が専業主婦になるとは思わなかったのかもしれない。

IT・通信系の企業に勤める30代女性(東京都/正社員/年収250万円)は、「私は結婚できたからよかった」と安堵する。

「借りたものだから返すけど、なかなかしんどいなと感じる。奨学金が残っていると、結婚を許してくれない親もいるみたいで、そうなるとつらかったと思う」

奨学金の残債のせいで結婚が叶わないとなれば、人生設計も変更せざるを得なかったはずだ。女性は「旦那は若いうちに繰り上げ返済したみたい。私はこれからもコツコツ働いて返していくつもり」と綴り、今もなお毎月1万6000円を返済し続けている。

「一人暮らしのときは返済がつらく、なかなか貯金が増えませんでした」

広島県に住む20代の既婚女性(その他/正社員/年収350万円)は、必要な金額よりも少し多めの奨学金を借りた。その総額は385万円だ。毎月1万6000円を返済中で、「もっと少なく借りるか、使い切らずにためておけばよかったです」と後悔する。一方で、

「一人暮らしのときは返済がつらく、なかなか貯金が増えませんでした。でも、結婚してからは主人が家計の大半を負担してくれているので、十分貯金ができるようになりました」

と喜ぶ。もし結婚していなかったら、女性はいまだに苦しい生活を強いられていたかもしれない。

奨学金を利用し、自分で学費を払うのはよい心がけだ。しかし、卒業後に自力で返していけるのか、よく考えたうえで借入額を検討する必要があるだろう。

※キャリコネニュースでは引き続き「奨学金返済中の人」
のほか【緊急募集】三度目の緊急事態宣言、あなたが思うことや現在困っていることを教えて下さい緊急事態宣言でも出社などのアンケートを募集しています。

【PR】注目情報

関連記事

次世代バナー
次世代バナー

アーカイブ