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「子どものゲーム時間は1日60分」などと制限する県条例が物議を醸している香川県高松市で7月10日、ゲームの祭典「Sanuki X Game」が開催される。イベント主催のS.X.Gは「ゲームは1日1時間。そんなの物足りないから、この現実を、この日常をゲームにしてしまおう」と公式サイトで呼びかけ、参加者を募っている。
任意団体S.X.Gは教諭や学生、ゲーム関連会社、商店街有志らの集まり。「香川が、ゲームを取り戻す」をスローガンに、ゲームの楽しさや創る喜びを発信している。会場は「高松南部3町商店街」で、イベント当日は10~16時の間に、参加型のゲーム大会やライブビューイングなどを次々に開催していく。
香川を「ゲーム先進県」に
地元の学生が制作したゲームやxR(Xリアリティ)作品の展示のほか、ゲーム業界人による座談会、人気サッカーゲーム『ウイニングイレブン』の世界王者によるトークなどを予定している。ゲーム依存症の当事者や専門医、クリエイターらが参加するトークライブもある。
主催団体はリリースで「『生活は、ゲームで楽しく豊かになる』ことを香川から世界に発信したい。そういう想いに共感してくれる人たちで企画しました」とコメント。さらに、
「今後、このイベントでできあがる街×ゲーム技術者の繋がりから、県内各地でxRイベントを展開していく予定です。香川をゲーム技術途上県から先進県に育てること、そのノウハウが各地方に伝搬し、多くの若者に機会創出をすることによって、日本をゲームの力で元気にします」
と意気込みを述べている。
なお、「香川県ネット・ゲーム依存症対策条例」には、「子どもの自己決定権を侵害する」など反対が続出。「憲法違反だ」として裁判も起きている。
ツイッターではこうした点を踏まえて、「香川ってとこがポイント!がんばれー」など、イベントへの声援が数多く投稿されていた。