「日本の面接はマナーの地雷原」と外国メディアが紹介 「奴隷」「意味のない規則に従わされてかわいそう」と海外から同情の声 | キャリコネニュース
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「日本の面接はマナーの地雷原」と外国メディアが紹介 「奴隷」「意味のない規則に従わされてかわいそう」と海外から同情の声

部屋に入るときは3回ノックする、お辞儀は30度の角度で――米ブルームバーグが12月28日にツイッターに投稿した、日本における就職活動のマナー動画が話題だ。外国のユーザーからは「こんな意味のない規則に従わないといけないなんてかわいそう」といった声が寄せられている。

ブルームバークでは昨年4月、動画と同じ内容の「日本で面接に成功する方法」という記事を掲載している。そこでは日本で就職活動をするときに気を付けるべきマナーについてまとめている。

「どのくらい合わせようとしているかのテストなのです」

海外メディアに紹介された日本の「儀式」

海外メディアに紹介された日本の「儀式」

服装については「画一性こそが最も重要」だ。いわゆるリクルートスーツに白いシャツ、黒い靴を身に付け、ひげや染髪、濃い化粧は避けるべきだ。コートを着ている場合には建物に入る前に脱がなければならない。

面接室に入るときにも特殊な「儀式(ritual)」がある。3回ノックしてからドアを開け、「失礼します」と言ってお辞儀をしてから部屋に入る。座るように指示があるまでは椅子の左側に立って待っていなければならない。

お辞儀は、背中を伸ばしたまま腰から体を折り曲げるのが正しいやり方だ。体を傾ける角度は、部屋に入るときは30度で、面接を終えて退室するときは45度が良い。また面接中は、男性は手を膝の上に乗せ、女性はどちらかの手をもう一方の手の上に重ねて腿の上に乗せておいたほうがいい。

他にも、日本では5~10分前に着くことが「時間通り」であることや、面接が終わったら、椅子を元の位置に戻さなければならないことを指南していた。

海外企業の日本展開を文化・習慣面で支援している、ジャパン・インターカルチュラル・コンサルティングのロッシェル・カップ社長は記事中で、こうしたマナーについて「どのくらい(企業に)合わせようとしているかのテストなのです」と語っている。マナーそのものに意味があるというよりも、マナーを守ろうとすることが大切だということだろうか。

「世界に日本のやばい採用事情が広がる…」

ブルームバークはこの記事が公開された4月以降、同じ内容の動画を何度もツイッターで紹介している。外国人の中には「奴隷(slave)」のようだと感じた人も多かったようだ。リプライ欄には、

「記事の正確なタイトルは『奴隷になる方法』だろ」
「中世のような規則に従う奴隷になるくらいなら雇われない方がいい」

といったコメントが寄せられていた。

また外国人にはルールが細か過ぎると感じられたのか、「日本人がロボットが好きな理由がわかった」「動画を見たら歩き方がわからなくなった」といった声もあった。

日本のツイッターユーザーからも「世界に日本のやばい採用事情が広がる…」「ホント恥ずかしい」といった声が上がっている。

「こういう仕事の効果にも効率にもみじんも影響を与えないところに注力してりゃあ、そりゃあ会社も儲からないし給料も上がらないよなあ」
「非効率で無駄だけど宗教がからんでいて戒律に厳しい国に違いない!いったいどこの国だろう!!」

就活では多くの学生が同じようなリクルートスーツに身を包み、無意味なマナーに振り回されている。こうした理不尽な慣習がなくなって、仕事に直結する能力で評価されるようになってほしいものだ。

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