海外旅行で経験したトラブル1位「飛行機の遅延、乗り継ぎ失敗」 「出発日を1日間違えた」「スーツケースだけ最終目的地に」 | キャリコネニュース
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海外旅行で経験したトラブル1位「飛行機の遅延、乗り継ぎ失敗」 「出発日を1日間違えた」「スーツケースだけ最終目的地に」

もうすぐ夏休み。海外旅行を計画している人もいるのでは。オンライン総合旅行サービスのエアトリは、「海外旅行時のトラブルと対処法に関する調査」を実施、7月13日に結果を発表した。調査は2018年6月21日~24日、10代から70代の男女1045人を対象にインターネットで行った。

海外旅行中に実際に経験したトラブルについて聞いたところ、やはり渡航経験回数が多い人ほどトラブルに巻き込まれた割合が増えることが分かった。(文:okei)

歩きスマホは盗難の危険!iPhoneひったくられた人も

フライト時間を間違えたら大変

フライト時間を間違えたら大変

海外旅行中のトラブルで一番多かったのが「飛行機の遅延・欠航・乗り継ぎの失敗」で、渡航経験1~9回の人で23%、10~19回が36.7%、20回以上が54.1%と、渡航回数が多いほどトラブルが多いことがわかる。

次に「荷物の紛失・盗難」(1~9回:12.7%、10~19回:19.4%、20回以上:38.1%)となっている。回数が多ければ経験によってトラブルに巻き込まれる率が低くなりそうなものだが、実際は「慣れによって対策を怠る」面があるようだ。

具体的なトラブルの事例には、こんなものがある。飛行機トラブルでは、

「深夜フライトで出発日の日にちを1日間違えて、航空会社カウンターで昨日の便ですと言われた」(50代・男性)
「飛行機の遅れで乗り継ぎに間に合わず、スーツケースだけが最終目的地に運ばれてしまった。別の便で目的地に着いたのはいいが、スーツケースが見当たらず困惑した」(60代・男性)

など、”うっかり”が目立つ。

盗難にも気を付けたい。手荷物を体から離してはいけないし、日本にいるときと同じように歩きスマホは危険だ。

「イタリアのフィレンツェでバスを待っている間に右側から話しかけられ、指さす方向を見ようと乗り出した瞬間に席に置いたカバンを盗まれた。(40代・女性)
「ベトナム旅行で夕飯を食べ終わってからのホテルまでの帰り道、同行者がiPhoneを操作しながら歩いていたら、後ろから走ってきたバイクにiPhoneをひったくられました。最初何が起きたかわからずポカンとしてしまいましたが、ハッとした時にはバイクは既にはるか遠くに」(30代・女性)

また、「カンボジアのアンコールワットで観光した後、熱中症になった」という50代の女性は、「症状はとてもひどく、3日間何回も吐いて、食べ物も全く受け付けなかった。病院に行くことも考えたが、現地の状況を見て医者にはかからなかった。自力で治したが、とても辛くしんどかった」と振り返る。

同調査では、「飛行機の遅延・欠航・乗継の失敗」については避けられないものもある一方で、「旅行慣れした人が乗り継ぎ時間の短いフライトを選んだことで乗継ミスが発生したケースも想定されます」また、「荷物の紛失・盗難」についても、旅慣れした結果、対策を講じることが疎かになり、渡航経験回数が多い人ほどトラブルに巻き込まれた割合が増えた可能性が考えられます」と分析している。

正しい対策は?「ネット検索」より「外務省公式」

治安情報の収集方法について聞いたところ、1位は「ネットで検索する」(83.9%)、続いて「友人・知人に聞く」(26.0%)、「新聞・テレビ・ラジオ・雑誌で調べる」(22.9%)と続いた。

しかし、エアトリスタッフからの「最も良い収集方法」のアドバイスは外務省の「海外安全ホームページ」および、いざという時に在外公館などから緊急情報提供を受けられる外務省の海外旅行登録サービス「たびレジ」とのことだ。

治安情報は逐一変わっていくため、友人・知人から聞いたり、雑誌やガイドブック等タイムラグが出るものはおすすめできないという。「ネットで検索」も、やみくもにネット情報を調べるのではなく、最初から信頼できる公式の現地情報を当たるべきというわけだ。

調査では、65%以上が「海外旅行で不安になった」経験があることも分かっている。基本的な対策と知識装備は怠らず、せっかくの海外旅行がいい思い出だけになるようにしたいものだ。

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