店名公表でパチンコ店に客が殺到! そのせいで業界まるごと炎上という残念すぎる展開 | キャリコネニュース
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店名公表でパチンコ店に客が殺到! そのせいで業界まるごと炎上という残念すぎる展開

業界まるごと炎上……

業界まるごと炎上……

外出自粛期間中に、だんだんと我慢できずに外にお出かけしちゃう人がいる。気持ちは分からないでもないけど、他人との接触を8割削減しないと新型コロナウィルス禍は治まらないわけだから、ここは家にこもるのが正解なはず。

もちろん、ステイホームどころではなく働かないと社会が回らない医療関係者やインフラ関係のお仕事をされている方は別だが、そうした方々の安全を守るためにも、それ以外の方々は不要不急の外出は、極力避けなければならない。

ここ数週間でまた大分事態が動いた。そういえば、とうとう我が家の近隣のすべてのパチンコ店も、4月24日辺りで一律休業となった。しかし、未だに営業を続けているパチンコホールはある。そしてそういうホールに、大勢の客が押し寄せているという残念な現実もある。(文:松本ミゾレ)

まともな普通のパチンコファンはもう遊んでいない

大阪府が27日、休業要請に応じないパチンコ店、3店舗を公表した。大阪府が店名を公表するのは24日に続いて2回めだ。まあこれはしょうがない。営業を続ける側も事情があるのだろうが、これも感染拡大を防ぐための措置だ。

でもこれが果たして最適な手段なのかというと、ちょっと疑問だ。だって24日に店名を公表されたホールは翌25日にも営業をしていたわけだが、公表されたせいで朝から大勢のパチンコユーザーが押し寄せる結果になってしまっている。

恐らく、まともな普通のパチンコファンならとっくに外出自粛をしているし、今は遊んでいる場合でもないと考えているはず。それ以前に「こんな状況でまともな設定を期待できるはずがないし、損するだけだろ」という考えに至る人がほとんどだろう。

しかしこのありさまである。ユーザーのごく一部とは言え、こういう人が実際大勢いると世間に知られることは業界にとっては頭が痛い問題だろう。

パチンコ屋に押し寄せる客、この状況で図らずも業界のイメージダウンに貢献

僕は新型コロナウィルスのリスクが取り沙汰されることとなって以降、休業要請に従わない各地のパチンコホールについてアレコレ書いてきた。しかし事態が切迫していくにつれて、大手チェーンをはじめとした各ホールは徐々に営業を自粛していった。

最初は告知の自粛。次に営業時間の短縮。そして最後は休業だ。パチンコは今、国民から決して歓迎されていないジャンルなので、こうなるのは必然だと感じている。実際、依存症など害も多い。

営業の自粛については「判断が遅いよ」と思わないこともないが、ともかく今は大多数の店舗が営業をしていないのだ。そこに来て、休業要請に従わない店舗名の公表も、分からない話ではない。やっぱり一律に休業してこそ、クラスター感染のリスクも減ることになる。

しかし、ユーザーの一部には、もう冷静な判断ができない人もいるわけで、そういうのが未だに朝から並んで血眼になって打つのだ。そしてまた、メディアもそうした人の様子を紹介している。

休業要請に応じなかった店舗を朝から空撮した映像が話題になり、これがSNSなどで今もよく目につく。ギョッとするほどの数のパチンコ客がぎっしり並んでいるのだ。未だに。こんなの放送されたら、パチンコ業界のみんなが頭を抱えることになるのは道理だろう。

「俺たちは外出を自粛してるのに」と世間もパチンコ客を叩きやすくなる。そういう構図をメディアが作っている節がある。

繰り返しになるが、パチンコホールの大半は既に今、自粛をしている。中には「万が一、うちのお客さんが新型コロナに感染したら責任が取れない」と判断し、経営が苦しいのに休業を決断した弱小ホールもある。そういうお店もあるということは、忘れないでおきたい。

一部の店舗と、それに群がる依存症ユーザーによって、営業を休止しているパチンコ店含め業界全体が非難されているのは、気の毒な話だ。

でも、そこまでの依存をさせ続けてきたのもまたパチンコ業界であるので、余計に世論は休業中のパチンコホールなんか庇わないのがなぁ……。

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