「わしの顔見て誰か分からんのか!」「1円ぐらいまけろや!」 接客業で経験したとんでもない客
これは自分に非がないどころか仕事にまったく関係なく、話し相手にされてしまったパターンで災難というほかはない。これには同情する声が相次いだ。「ありすぎて忘れたよ。それが接客業」というのだ。ほかにもこんな体験談があった。
「金融機関の窓口で働いてた時。 大きな金額を出金するお客さんに、本人確認書類の提出を求めたところ、『このわしの顔見て誰か分からんのか!?』と激昂された。分からん。誰やねん」
「子供向けの写真館で働いてた時、写した写真を親に見てもらったら、『この子いつもは二重なんですけど!』って怒鳴られた。(来店した時からずっと一重)」
「接客業はウサを晴らしたい人の為のサンドバッグかと思うくらい理不尽」という声や、「意味もなく怒鳴られたときは、可哀想な人だなと思って接しています」と達観している人も。
また、「接客業は客に逆らえない」と思い、弱そうな女性従業員にからんだりするのは、話し相手が欲しい高齢者であることも多いようだ。
「どうでもいいクレームだけ言って帰っていくお年寄りいるよね。普段誰とも話さないから、話聞いてくれるお店の人つかまるんだよね」
「老人の言いがかりクレームが多すぎて、こういうのが老害って言うんだなって思う 。理不尽だしとりあえず怒鳴り散らせればいいって人が多すぎる」
とくに中年以上の男性客に怒られたというコメントはおびただしい。「1円ぐらいまけろよ!ケチケチしやがって!」という罵声や、「50円の割引券が家にあるから割引しろと40分ぐらい怒鳴り続けた」という客は、いずれも「オッサン」と呼ばれていた。
生活レベルは関係ないようで、デパ地下でプリンを買う身なりの綺麗なおじさんに、「遅い!早くしろ!」と繰り返し怒鳴られ、「ここはキヨスクじゃなくてデパートです!」と心の中でキレた人もいた。
驚きの本音「こっちは憂さ晴らしがしたいだけなんだよ!」
辛い料理に文句をつけられて、困って料理長を呼んだが「あんたに言っとるんや」とからまれた人もいる。こうなると、いよいよ「ウサを晴らしたい人の為のサンドバッグ」という言葉が切実に響く。実際、「理不尽に怒鳴りまくるじじい」に、こんな本音をぶつけられた人がいた。
「あんたが悪くないのは分かってんだよ!こっちは憂さ晴らしがしたいだけなんだよ!」
いくら接客業でもウサ晴らしに利用されてはたまらない。こんな客は毅然と拒否しても良いのではないだろうか。次のような指摘に、全面的に共感した。
「お客様は神様なんて店側はまったく思ってないよね。 店にだって客を選ぶ権利はあるし、来てもらわなくていいって普通に言えるんだよ」
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