学生時代に「ぼっち」だった人 「遠足の時は保健の先生とお弁当」「文化祭は非常階段で過ごした」
「ぼっち」なら一度は直面するのが、休み時間をどう過ごすかという問題だ。友達がいないため、友達と談笑することも校庭や屋上で遊ぶこともできない。そこで「とりあえずぼっちだと思われないようにするため、休み時間は本を読んだり、宿題したり」するしかない。
「なにをしていいか分からず、一人で校内をひたすら歩いてた」という強者もいる。友達とだらだら過ごすよりも運動不足解消になっていいかもしれない。
グループや班を作るときに余る、というのも「ぼっち」が必ず通る道だろう。「遠足とかのバスの席決めたり班作ったり、委員会決めたりする時、全て余り物でした」という人は多い。「中学の修学旅行でディズニーランド行ったけどぼっちだから1人でまわった」という人もいた。ディズニーランドを1人で回れるなんて、ぼっち上級者だ。
みんなが楽しみにしている学校行事もぼっちにとっては試練となる。
「体育祭、自分の出番がない時居場所がなかったからトイレに引きこもってケータイいじってた」
「小学校の遠足の時いつも保健の先生とお弁当食べてる」
「文化祭、球技大会などは、非常階段で過ごしました」
「あやしい宗教に勧誘されやすい」は筆者(編集部N)にも身に覚えがある。大学時代は毎日学食で1人昼食を取っていたため、しょっちゅう宗教に勧誘されていた。孤独な人の方が勧誘しやすいと思われているのだろう。
「あれから15年経ったけど、やっぱ友達少ないっていう」
学生だった「ぼっち」たちもいまや立派な大人だ。「友達がいない」を克服してさぞや楽しい毎日を過ごしているのだろう、と思いきや現実は違ったようだ。
「もうアラサーだけど、いまだに仲良くなり方がわからない。友達ってどうやったら出来るの?」
「あれから15年経ったけど、やっぱ友達少ないっていう」
残念ながら、ぼっちはいつまで経ってもぼっちのままのようだ。
しかし社会に出てしまえば、学生時代よりも楽になるのは確か。「社会人はボッチでも良いけど(仕事中、最低限の連絡報告できれば)」とあるように、会社では仕事に必要なやり取りだけをすれば済むからだ。
筆者も編集ライターという個人で完結する仕事をしているため、平日は上司とだけ会話をして帰宅する毎日。学校行事やサークルに煩わされていた学生時代が嘘のように気楽だ。ぼっちのみなさんにはぼっちのままでも快適に過ごせる環境をぜひ見つけてほしい。
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