保育士の労働環境が相変わらず悲惨 「親がモンペだとその子供まで憎たらしくなる」「姫路の事件は氷山の一角」
厚労省の資料では、昨年4月1日で全国の待機児童数は2万3553人。「保育園落ちた日本死ね」ブログにあるように、子供を預けられず仕事に戻れない母親たちにとっては深刻な問題だ。
この数も、親が育児休業中などの場合は集計から除外しているため、潜在的待機児童の数はさらに多い。自治体には保育園や保育士の数を増やして対応してもらいたいところだが、その労働環境は良くない。
スレッドでは、「本当に氷山の一角だよ。内部事情話したらひどいことばかり」知って得することは何も無い」など、現役か元保育士と思われる人物からの暗い書き込みが殺到。中でも人間関係の悪さを挙げる声が多い。
「影で先生達のドロドロすごいです。聞こえるように悪口言うのは当たり前。新人いじめは当たり前。年功序列が当たり前。私は耐えられず辞めてしまいました…泣」
「2年だけ幼稚園で働いてましたが先生たちの悪口がすごい&モラハラがきつくて辞めました」
また、ひどい言いがかりをつけてくる「モンスターペアレンツ」に頭を悩ませる人も。
「本当にモンペだらけなんじゃないかと思うくらい嫌な親ばかりいた」
「親がモンペだとその子供まで憎たらしく見えてくる。あまり態度には出してないつもりだけどこのクソガキが!と心の中で思ってる」
坊主憎けりゃ袈裟まで憎いの諺もあるが、親がひどいと、罪のない子どもに優しく接するのも難しくなってしまう。
園長「皆自発的に残っている。だから残業代はない」
長時間労働も深刻だ。
「毎日の連絡帳に加えて、日誌、日案、週案、月案、個別の発達計画など。 とにかく書類に追われている」
こう業務量が多ければ昼休みはもちろんのこと、有休が取れないのはザラだ。
「休憩なし。有休とれない。行事前の準備も残業代なし。夜は会議や研修。シフトにもよるけど、朝6時半に出勤して夜21時退勤とかになる時も普通にある」
しかしこれだけ仕事をしても給与は低く、「残業代は支払われたことは無い」「サービス残業は毎日」という書き込みが相次ぐ。園長から「皆自発的に残っている。だから残業代はない」と言われたエピソードを書いた人がいたが、これはアウトだろう。
「同じ手取り16万円なら汗水垂らして腰痛めながらの肉体労働である保育士より、綺麗なオフィスの事務職の方が100倍いいよね」
という意見も。待機児童問題を解消するためには、保育士の待遇を改善しないことには始まらないだろう。