「35歳を過ぎるとなぜ頑張らない」に共感集まる 「昇給見込めずどう手を抜くかになる」「10年仕事してると驚くこともない」 | キャリコネニュース
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「35歳を過ぎるとなぜ頑張らない」に共感集まる 「昇給見込めずどう手を抜くかになる」「10年仕事してると驚くこともない」

今日から新社会人になった人には、不安だけでなく将来に対する期待もあるだろう。こうした人から見れば、やる気なくダラダラ仕事をする社会人が不思議に映ることもあるのでは。

はてな匿名ダイアリーには4月1日「なぜ35歳を超えると頑張らなくなるのか」という投稿があった。投稿者は37歳で、20代のころは、先輩たちが35歳過ぎくらいにパフォーマンスが落ちていく様子を見て疑問に思っていたという。しかし、37歳になり、先輩たちの気持ちが理解できるようになった。

「すっかり気力が無い。まったく仕事のモチベーションが沸かない。自分がなってみて謎が解けた」

「入社して10年と同じ仕事。このまま続くのだろうな」でやる気がない

もういいや

もういいや

この投稿には約800件のはてなブックマークがつき、「わかる。わかるよ。35歳になった瞬間のあの衝撃というかキャトられて精神支配された感覚……」など、投稿者の意見に賛同する声が続出している。

35歳といえば、大学卒業後、新卒で入社して10年以上が経つ年代だ。入社時には何もかもが新鮮に見えても、同じ会社で似たような仕事を続けていれば、段々と飽きてくるのは当然だろう。「意味のないことを真面目にできるのはせいぜい20代まで」と書く人や、

「仕事に飽きるんだよ」
「入社して10年と同じ仕事をしている。常に学ぶことはあるけど、全く知らない事はないし、突発でも驚くほどの事は起きない。このまま続くのだろうなと思う。今、驚くほどやる気がない」

などの投稿があった。また、長時間労働や低賃金という環境で働くうちに、頑張って仕事をすることがバカらしく感じてきた、という気持ちを吐露する人も多い。

「頑張ってもうまくいかない経験を積みすぎて無気力を学習するのだろうと思ってる」
「『頑張らなくても成果を出せるようになった』もしくは『頑張っても無駄だ』と悟ったからかな」

子育てに親の介護で「これ以上頑張れない」が正解?

現在の仕事や会社に不満を抱いていたとしても、35歳という年齢では転職のハードルが高い。辞めたくても辞められず、現状に甘んじようと考えるがこの年齢ではないか、という意見もあった。

「35になっても昇進・昇給が今後見込めないし転職も怖い、という状態なら現状でどう手を抜くか?という発想になるのかも?」

また、「30前半まではスキルアップが気力維持の源泉だが、それ以降は人脈やら(金や人を動かせられる)権限といった力を欲するようにな」など、若い時とはモチベーションを感じる対象が違うのでは、という意見も。マネジメントに関わることが多い年代のため、ただ職能を上げることだけにやる気を見出せないという考えには納得だ。

結婚や子育て、人によっては親の介護を経験するなど、ライフスタイルの変化に直面する年代でもある。

「会社での将来が見えるのと、子供がいると子供と一緒の時間を大事にしたほうがいいかなと思うようになるので」
「結婚してると子育てで大変な時だし、早ければ親の介護も始まるので、頑張らないじゃなくこれ以上頑張れないとかじゃないかな」

若い時のように仕事だけに向き合えないという意見だが、一理あるだろう。

※ウェブ媒体やテレビ番組等で記事を引用する際は恐れ入りますが「キャリコネニュース」と出典の明記をお願いします。

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