フォーブスが「日本長者番付」を発表 孫正義が1位、上位層はほぼ固定状態
フォーブスは4月6日、「日本長者番付」を発表。ソフトバンクグループ社長の孫正義氏が、ユニクロの親会社であるファーストリテイリング会長兼社長の柳井正氏を逆転して首位に躍り出た。
過去5年で上位10人中9人の顔ぶれは変わらず
孫氏の資産総額は、昨年から5000億円以上増え、2兆2644億円に上った。昨年12月に、孫氏がドナルド・トランプ氏と会談したことでソフトバンク株が急騰。資産総額を押し上げた。結果、孫氏は1兆8204億円の柳井正氏に大差を付けて、3年ぶりに首位に返り咲いた。
サントリーホールディングス会長の佐治信忠氏は、1兆4653億円で昨年と同じ、3位を維持。4位には、社員の平均給与が高いことで有名な、センサー製造のキーエンスから創業者の滝崎武光氏がランクインした。
上位10名は以下の通り。
1位 孫正義 204億ドル(約2兆2640億円)
2位 柳井正 164億ドル(約1兆8200億円)
3位 佐治信忠 132億ドル(約1兆4650億円)
4位 滝崎武光 125億ドル(約1兆3880億円)
5位 三木谷浩史 61億ドル(約6770億円)
6位 高原慶一朗 45億ドル(約5000億円)
7位 森章 44億ドル(約4880億円)
8位 毒島邦雄 42億ドル(約4660億円)
9位 伊藤雅俊 37億ドル(約4110億円)
10位 三木正浩 36億5000万ドル(約4050億円)
順位こそ多少変化するものの、過去5年間、上位10人中9人は同じ顔触れだ。楽天の代表取締役会長兼社長である三木谷浩史氏(6770億円)、セブン&アイ・ホールディングス名誉会長の伊藤雅俊氏(4100億)、パチンコメーカー・SANKYO毒島秀行氏(4660億)らがランキングの常連となっている。