残業ゼロの社員に20時間分相当のインセンティブ支給 人事コンサル会社が試験導入 | キャリコネニュース - Page 2
おかげさまで11周年 メルマガ読者数
65万人以上!

残業ゼロの社員に20時間分相当のインセンティブ支給 人事コンサル会社が試験導入

労働時間は短く、収入はそのままに!

労働時間は短く、収入はそのままに!

IBCはインテリジェンスビジネスソリューションズ(IBS)の社内ベンチャーで、企業の働き方改革のコンサルティング事業を行っている。母体であるIBSの広報担当者は取り組みについて、「残業時間を闇雲に減らすのが目的ではなく、あくまでも個人の生産性向上に向けた施策」と強調する。

「私たちは、個々の生産性を高めて短時間で成果を上げるということに高い価値を置いています。残業を減らすことで残業代を含めた収入が減ってしまうとせっかく生産性を上げた社員が不利益を被り、やる気もそがれてしまいます。そこで、残業ゼロの社員にインセンティブを支給することで、モチベーションの維持と適切な評価をしよう、ということで始まりました」

制度が出来たことで「生産性」について真剣に考える社員が増加するなど、社内意識の改善にも一役買っているようだ。

「日本全体における、長時間労働是正のモデルケースになれたら」

IBSはこれまでも、在籍するコンサルタント全員に、週2日までの終日在宅勤務を認めたり、部分在宅勤務における時間制限を撤廃したりと、働き方の柔軟性と生産性の向上に努めてきた。今回のインセンティブ制度も、10月までの半年間自社で取り組んだ後、効果があれば顧客へもパッケージとして提供していく予定だという。

「お客様のワークスタイル変革を担う企業として、まずは私たちが実践し、今後はお客様の、ひいては日本全体の長時間労働の是正を促すモデルケースになればと考えています」

残業時間がゼロの社員に対してインセンティブを支払う取り組みは、他社でも始まっている。今年1月には紳士服事業を手掛けるはるやまが、残業ゼロの社員に1万5000円の「No残業手当」を支給すると発表。4月から運用が始まっている。

キャリコネニュース編集部では、編集記者・ライターを募集しています。

【PR】注目情報

関連記事

次世代バナー
次世代バナー

人気記事ランキング

  1. どんな味?自主回収「ポッキー」を食べてみたら、スパイシーでエスニックな独特の風味だった
  2. 「女性が結婚相手に望む年収400万円」が男女双方で話題に「みんな現実が見えてきたのかな」「日本は貧しくなった」
  3. 世帯年収1000万円の本音「この収入で贅沢できるなんて40年前の基準」「税金が高すぎ。最も割を食う層」
  4. 傘のシェアリングサービスが12月から渋谷でスタート! 1日70円、借りた場所とは違う場所で返却可能
  5. 「炎上覚悟で申し上げます」洋菓子店・銀座ウエストが子連れ客のマナーに苦言 走り回る子には「ご注意の程何卒お願い申し上げます」
  6. 「袈裟を着たAIロボットがお経を読む」新しい葬儀スタイルに「抵抗あり」9割 「真摯な感じがしない」
  7. 「"C言語…?どこかで見た"程度でOK」求人広告が話題に エンジニアの人材不足、面白求人でカバーできる?
  8. 新生活で不安なこと1位 新大学生は「新しい友だちができるか」、新社会人は「仕事についていけるか」
  9. マツコ「同僚のうつ病は仮病」と不満こぼす会社員を諭す 「自分は健康でラッキーって思わないと生きていけない」
  10. 「なんでこんなん作ったの?」安藤忠雄・設計の本棚、子どもたちのツッコミが的確すぎる

アーカイブ