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「週刊文春」編集長が新潮「カンニング」疑惑に反論 「他メディアの動向を把握するのは日常的なこと」

「週刊文春」編集長から読者の皆様へ

「週刊文春」編集長から読者の皆様へ

同文書では、

「『週刊文春』が情報を不正に、あるいは不法に入手したり、それをもって記事を書き換えたり、盗用したりしたなどの事実は一切ありません」

と強く否定。「『週刊新潮』の記事では、あたかも『週刊文春』が自らのスクープ記事を盗んでいるかのように書かれてい(る)」が、「そうした事実は断じてありません」という。また、取材の過程で、他のメディアの動向をつかむことはよくあることだと説明した。

「社会を騒がせている事件、人物等については、多くのメディアが当事者やその周辺を継続的に取材しており、その過程で他メディアの動向を把握するのは日常的なことです」

そして「『週刊文春』は、これからも読者の皆様に堂々と胸を張れる独自スクープをお届けすることをお約束します」という言葉で文書を締めくくった。

「秘密保持の規定はないが、他社に関する情報なので配慮するべきだった」

週刊新潮の記事は「スクープ至上主義の陰で『産業スパイ』! 新潮ポスターを絶え間なくカンニング! 『文春砲』汚れた銃弾」というタイトル。文藝春秋社の「雑誌営業部兼販売促進チーム」に所属する30代男性社員が、出版取次会社のトーハンから発売前の新潮の中吊り広告を借りてコピーし、自社に持ち帰っていたという。

通常、中吊り広告は、火曜日の朝には刷り上がる。原稿の締め切りである火曜日の夜までには、時間がある。文春は、新潮の中吊り広告を確認してから、誌面を書き換えていたとしている。

新潮は、同記事の中で、

「ちなみに本誌が週刊文春の中吊り広告を事前に入手したことは一度もないし、入手しようとしたことすらない」

と怒りを露わにした。

NHKの報道によると、トーハンは、「秘密保持の規定はないが、他社に関する情報なので配慮するべきだった」と中吊り広告を見せたことを認めたという。

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