SKE松村「握手会には歯が無い人たちが集まる」発言が話題 アイドルヲタはなぜ歯医者に行かないのか
たしかに、現代の日本では高齢でもないのに歯がない人というのは少数派だ。松村さんが気になるのも無理はない。ネット上では、歯を治療せずに、握手会に参加するファンに対して「CD買う前に歯医者に行くという選択肢は無いのか」と呆れる声が続出した。
本当にアイドルのファンには歯がない人が多いのか。地下アイドル現場に通う30代男性は次のように語る。
「自分が推しているグループだと、歯のないファンが3人いますね。みんなまだ30~40代なのに2~3本は欠けています。『歯医者に行く金があるなら握手をしたい』と話している人もいました」
やはり仕事はしておらず、ニート状態で親にオタ活費用を出してもらっている人もいたという。しかも、そういうファンに限って「厄介ヲタ」であることが多い。
「自分の好きなメンバーが歌っているときにジャンプしまくったり、CDを買い占めて何十回も握手したり、アイドルしか生きがいがないので粘着ぶりが凄かったです。色々やらかして出禁になった人もいましたね」
全ジャンルの中で年間消費額が最も多いのがアイドルオタク
歯の治療にはどのくらいの費用が掛かるのだろうか。インプラントの場合は1本20~40万円とかなり高額だが、保険適用の材料を使ったブリッジであれば、およそ5万円から治療できる上、部分入れ歯であれば5000円ですむ。生活にそれほど余裕がなくても、これくらいであれば支払えるのではないだろうか。
矢野経済研究所が昨年末に発表した「オタク」市場に関する調査結果によると、アイドルオタクの年間平均消費金額は1人あたり7万9783円で、他のどのジャンルのオタクよりも多いという。しかも2番目に支出の多い「メイド・コスプレ関連サービス」のオタクたちが使う3万7289円の倍以上の金額だ。やはり、アイドルのファンには、歯の治療よりも好きなアイドルにお金を使ってしまう熱心な人が多い、ということなのだろう。
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