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「エモさ」を求める若者たち 一番お金を使いたいのは「思い出に残る体験」「感動的な体験」

若者はエモーショナルな体験を求めているようです

若者はエモーショナルな体験を求めているようです

「アナログ的な要素のある商品・サービスを使ってみたいか」という質問には、全体の64%が「使ってみたい」と答えた。SNSの投稿をする人としない人に分けて見ると、投稿する人で「使ってみたい」75.3%、しない人は58.3%と、投稿者のほうがアナログな商品・サービスへの関心が高いと判明した。

「使ってみたい」と答えた640人を対象に、これから使いたい商品・サービスを聞くと、1位「手帳」、2位「手書きの手紙」、3位「着物・浴衣」と、文字を書く商品が上位に挙がった。いずれの商品でも「使いたい」と思った理由の5位以内に「プロセスが楽しいから」が入っているほか、「手書きの手紙」では「温かみがあるから」という理由が圧倒的に多い結果になった。手書きの文字に温かみを感じる若者が多いようだ。

また、純喫茶や昭和居酒屋・食堂の人気も高く、双方とも、利用してみたいアナログ的サービスの1位・2位にランクインした。

行きたい街にも変化が表れている。関東在住の413人に、「浅草・蔵前」「神田」などの街に「どのくらい行きたいか」聞くと、浅草・蔵前が1位(69.7%)、鎌倉が2位(69%)、3位が新宿(56.9%)となった。調査を発表したネオマーケティングは「レトロで日本情緒が残る街が上位になった」と分析している。

SNS投稿者は特に「エモい」体験を求める傾向

今後積極的にお金を使いたいものを聞くと、ライブイベントや旅行などの「思い出に残る体験」「感動的な体験」が1位、2位になった。SNSの投稿をする人に限るとその支持率はそれぞれ53.2%、41.4%と約半数に上り、また、3位にも「絶景を見る体験」がランクインした。若者全体の傾向としてエモーショナルな体験への欲求が高いが、特にSNS投稿者はその傾向が強いと分かる。

感動体験は日常生活の中でも重視されている。「各日常生活のシーンで『感動体験』をどの程度重視しているか」を複数回答で聞いたところ、「音楽を聞く」「食事をする」「本を読む」などが軒並み60%以上の支持を集めた。「人をもてなす」「買い物をする」など、他の選択肢でも50%を超えていた。

調査の結果を受け、流通コンサルタントの坂口孝則さんはプレスリリース中で

「『純喫茶』や『昭和居酒屋』など、親世代が楽しんだ空間を、その子供世代が新たな遊び先として 再発見したのは面白い事象です。 彼らは物心ついたころから、横ばいか右肩下がりの時代に生きているため、昔ほど輝いて見え、アナログ時代のほうがむしろ良かったように感じるのです」

との見解を述べた。

※ウェブ媒体やテレビ番組等で記事を引用する際は恐れ入りますが「キャリコネニュース」と出典の明記をお願いします。

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