プレミアムフライデー、月初に変更か? 経団連「参加できれば満足度は高い。時期変更も選択肢のうち」
報道によると、榊原会長は、「実施から半年がたったので総括してみたい」、「東京や一部の都市では続いているが、地方では浸透していない所もある」と話し、プレ金の見直しを示唆したという。
経団連は普及に向けてあくまでも前向きなようだが、ネットでは相変わらず批判の声が相次いでいる。
「月初も忙しいに決まってんだろ」
「やるんなら月中に。で、努力義務では無くてしてない企業に対して罰則つけないと無理」
また消費喚起が目的ならば、給与が増えなければ意味がないという批判もあった。
「月初にしたところで使う金が無ければ消費が増えるわけない」
都内の人材会社に勤める女性(20代)も、月初に変更になったところで普及しないのではないかと懐疑的だ。
「結局、仕事の全体量が減るわけではないので、実施は難しいと思います。それにプレ金以外にも、ワークライフバランスを充実させる方法はあると思うんです。一律に3時退社なんて、正直『まだやるの?』という感じです」
女性は、人材会社に転職する前は銀行に勤めていたという。銀行では「月末に次いで忙しいのが月初」だ。業種によっては、月初にしても難しいということだろう。
「実施時期の変更は選択肢の1つ。まだ決まったわけではない」
ただ、月初への変更はまだ決まったわけではない。経団連の担当者は、キャリコネニュースの取材に対して、次のように語った。
「プレ金が始まってから半年が経ったので、効果を検証する必要はあります。経団連の加盟企業や一般の方からヒアリングを行っており、それを元に見直す必要があれば、見直しにも着手するでしょう。参加できれば満足度は高いので、参加率を上げられればと思います。実施時期の変更も1つの選択肢としてはありえますが、まだ決まったわけではありません」
またもし月末から月初に変更するとしても、「実施する企業も様々な企画を立てているため、今年度内の変更は難しい」という。
今月9月29日のプレ金には、「食欲の秋を満喫しよう」というテーマが設定されている。果たしてどれくらいの人が参加できるのだろうか。