会社にあったら嫌なイベント1位「運動会」 2位には「ゴルフコンペ」、3位に「社員旅行」
1~3位にランクインしたいずれのイベントも、休日に行われることが多く、拘束時間も長いため敬遠されていると考えられそうだ。中でもゴルフコンペは郊外にあるゴルフ場までの移動が伴うだけでなく、上司や取引先とパーティーを組んでコースを回るので気疲れもする。費用もかかる上に、普段からの練習も手間だ。
また社員旅行は、同社が19日にリリースした「会社にあったら嬉しい制度・イベント」では5位にランクインしており、好き嫌いが二分するイベントだ。
4位以降は、「書き初め/年始の目標」(37.7%)、「シャッフル飲み会」(31.8%)、「朝礼/終礼」(31.7%)、「バレンタインデー/ホワイトデー」(31.5%)、「ハロウィン」(29.5%)、「役員との交流制度」(29.1%)、「アウトドア(ハイキング/バーベキューなど)」(28.7%)となっている。
管理職への意向度が高い人は、売上につながらないイベントを嫌う傾向
嫌だと感じる制度やイベントは、管理職への意向度で変わる。「管理職になりたい」「管理職になりたくない」のグループに分けて結果を見ると、両グループとも1位は「運動会」だった。しかし回答率は「なりたくない」が50.3%に対して、「なりたい」が39.8%と、10ポイントほどの差がついている。
「なりたくない」グループの2位以降には、「ゴルフコンペ」(48.2%)、「社員旅行」(46.7%)、「書き初め/年始の目標」(41.0%)、「シャッフル飲み会」(38.9%)、「役員との交流制度」(37.0%)が続く。社内の人との交流が求められるイベントを嫌うことがわかる。
一方で「なりたい」グループの2位以降は、「書き初め/年始の目標」(35.6%)、「ゴルフコンペ」(33.1%)、「社員旅行」(30.5%)、「バレンタインデー/ホワイトデー」(26.3%)、「朝礼/終礼」(24.6%)となっている。「書き初め」といった季節的なイベントや、「朝礼/終礼」など目的が不明瞭になりがちな風習を嫌だと感じる傾向が高い。
この結果について、調査を行なったキャリアインデックスはリリース内で、
「目標達成に対して負荷がかかる中、売上につながらない業務や費用が発生するなど、ネガティブな考えを持つ人も多いのではないかと推察されます」
と述べている。
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