エンジニアの残業時間、3人に1人は1時間以内? 一方ディレクターの半数は毎日2時間以上残業という結果に
次点が「営業」(47.2%)で、ディレクター同様約半数が2時間以上残業をしているという。以降「コンサルタント」(42.1%)、「マーケター・プランナー」(41.3%)、「カスタマーサポート」(36.7%)、「デザイナー」(34.6%)、「エンジニア」(31.8%)、「事務・総務」(23.0%)と続く。
「残業はほぼない」「1時間以内」のいずれかを回答した割合が最も高い職種は「エンジニア」(33.8%)がトップとなった。僅差で「カスタマーサポート」(33.4%)、「事務・総務」(33.3%)と続いている。
以降「デザイナー」(30.4%)、「マーケター・プランナー」(24.1%)、「営業」(19.5%)、「コンサルタント」(15.8%)、「ディレクター・マネージャー」(15.4%)となった。
いずれの結果を見ても、営業とディレクター・マネージャーは相対的に残業時間が多い傾向にあり、エンジニアと事務・総務は残業時間が少ない傾向にある。また同社はプレスリリースで「『カスタマーサポート』や『コンサルタント』は、職場環境や個人に応じて差異があるようです」と分析している。
「どこでも仕事ができる」おかげで残業が増えたという人も
プロジェクト管理ツールの導入前後の残業時間の変化を聞くと、75%が残業時間に「変化はないと思う」と回答している。課題を振られる側については「変化はないと思う」が78.6%、「減っていると思う」が15.4%、「増えていると思う」が6.0%となっている。
減った理由については「残課題が明らかになり、把握できるようになった」「会議が減り、無駄な時間を削減できた」などという声があがっている。
増えた理由は「時間・場所を問わずタスクをアサインされるようになってしまった」「自分のスマホでもタスクが確認できてしまう」などがあがっており、同社は「『いつでも・どこでも仕事ができる』ことは、メリットにもデメリットにもなる」とコメントしている。
また働き方改革が注目されるなか、ツールの導入だけでは改革しきれない「職種や立場により異なる残業時間の実情」を「ルール設計・運用」で改善していくことが重要、と述べている。その上で考えられるルールとして、
・必ずしもリアルタイムでの反応を求めない
・業務外の時間帯や休日にはチェックをしない
・期限日や担当者など、課題の詳細を明確にする
という3項目をあげている。
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