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記者の過労死受け、NHKが働き方改革に本腰 「朝ドラ撮影は21時まで」「健康リスク高い職員に休暇」

画像はNHKサイトより

画像はNHKサイトより

具体的には、放送現場で深夜の番組収録を止める。NHK本体が制作する番組のスタジオ収録は、来年度から原則22時終了にする。撮影が長期間に及ぶ大河ドラマや連続テレビ小説は1時間早い21時としている。大河ドラマについては2019年放送分の「いだてん~東京オリムピック噺~」から、連続テレビ小説は2020年度放送分から取り組む。

地方放送局の記者の泊まり業務も、松山、仙台、名古屋などの7つの拠点局を除き、段階的に廃止する。AIやICTを用いた定型原稿やテロップの自動作成を行い、放送現場の負担軽減を目指すという。

また、協会全体として在宅勤務の拡充やサテライトオフィスの設置も行う。月1回は働き方総点検を実施し、業務フロー改善を行うほか、長時間労働による健康リスクが高い職員には、「健康確保休暇」を付与する予定だ。

番組制作を外注された会社はどうなる?

会見で上田会長は「佐戸未和記者を失ったことを忘れることなく、私を先頭に一丸となって、NHKで働くすべての人の健康を守る」と意気込んだが、どの程度効果があるかは不明だ。

番組制作は外注することも多いが、制作会社の社員はNHK本体の社員ではないため、直接的な影響を受けない。グループに含まれない外注先の社員の負担も軽減してもらいたいところだ。

※ウェブ媒体やテレビ番組等で記事を引用する際は恐れ入りますが「キャリコネニュース」と出典の明記をお願いします。

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