社会人の睡眠不足の原因、2位「寝ながらスマホ」 3割が「1年前から睡眠時間が減少」と回答
睡眠時間を聞くと、「7時間未満」が67.6%で、「6時間未満」が36.1%となっている。さらに全体の27.0%が「1年前から睡眠時間が減少した」と回答しており、同社は「睡眠時間の絶対的確保が不足している傾向」があるとしている。
睡眠不足の原因を聞くと、上位5位は以下の通り。
1位「仕事や外出などによる帰宅時間の遅さ」(31.6%)
2位「ベッド・布団に入ってからのスマホ」(25.7%)
3位「起床を早くする必要性(通勤・通学時間がかかる)」(18.1%)
4位「家事」(17.4%)
5位「育児」(13.6%)
「寝ながらスマホ」は全体の69.7%が日常的に行っている。性年代別に見ると、最も多いのは「20代女性」(86.5%)、次いで「30代女性」(80.6%)と続く。
また「寝ながらスマホ」を睡眠不足の原因に挙げたのは、20代で約4割、30代で約3割、40代で2割。特に若い世代の割合が高いが、睡眠を阻害する生活環境以外の大きな要因といえるだろう。
睡眠改善に興味はあるけど、半数が「取り組んだことはない」
「睡眠の満足」と「日中の集中力」との関係を見ると、「睡眠に大変満足している」と回答した人は「とても集中して取り組むことができている」「集中して取り組むことが出来ている」の合計が91.6%となっている。
しかし「満足している」という人で日中集中できているのは80.7%、同じく「あまり満足していない」では47.2%、「まったく満足していない」では29.7%となった。満足度が下がれば集中力も低下しており、性年代問わず同じ傾向が見られる。
また睡眠改善の取組みへの関心を聞くと、「大変関心がある」「関心がある」の合計が85.2%と非常に高かった。しかし約半数の44.9%は、改善のために取り組んだことはない、と回答している。同社は、
「自身の睡眠に悩みを抱え、改善したいと意欲的でありながら、行動を起こせずにいる人が多数存在している」
と分析している。
※ウェブ媒体やテレビ番組等で記事を引用する際は恐れ入りますが「キャリコネニュース」の明記をお願いします。