女子中高生が将来就きたい仕事1位「医療・福祉」 働く上では「休暇制度」を重視
女子中高生に「将来働く上で重視する点」を聞くと、「休暇制度」(52.6%)、「勤め先の安定性」(50.6%)が過半数となり、次いで「勤務時間帯」(43.0%)、「通勤時間」(34.8%)、「育児支援」(30.3%)と続く。
「働き方改革」の認知率は、女子中高生は57.0%。母親の70.7%より大きく下回っている。また女子中高生に「働き方改革による家庭の変化」を聞くと、「特にない」(89.1%)が最も多かった。
「父親・母親が早く帰ってくるようになった」は4.7%しかおらず、これでは改革の実感がわかないのが当然だろう。ただ、「働き方改革に関心があり、そういった制度を取り入れている企業で働きたい」という女子中高生は36.6%と約4割に上っている。
また、働き方改革を認知している人に「働き方に期待すること・必要だと思うこと」を訪ねると女子中高生、母親ともに、
「性別・年齢・障がいの有無などに関わらず活躍できる会社になる」(女子中高生57.5%、母親38.2%)
「残業が少なくなる」(50.4%、39.4%)
「有給休暇が取りやすくなる」(49.9%、48.6%)
「始業・終業の時間が柔軟に決められるようになる」(31.0%、37.7%)
が上位4位に挙がった。特に女子中高生は誰もが活躍できる環境と、仕事だけでなくプライベートにも時間を割くことができる環境が必要だと考えているようだ。