【化粧品業界】働きやすい会社ランキング 資生堂には「典型的ホワイト企業」という声も
国内外の事業で構造改革に着手する化粧品最大手の資生堂が1位となった。特に他社と大きく差をつけたのが”ストレス度の低さ”(2.7点)と”休日の満足度”(3.8点)。また、「業界的に女性が圧倒的に多いし、女性に優しい会社として名を挙げているので非常に管理職を目指しやすい会社だと思います」(その他 20代後半 女性)など、キャリア志向の女性も働きやすい会社であることが伺える。
「明るく社員が気さくな人が多い。笑い声も絶えず雰囲気がいい。働きやすい証拠だと思います。オフィス内はとても綺麗です。マナーがよく秩序が保たれている印象。シャンプー類、化粧水などのサンプル品はよく貰えます。笑顔が多く楽しい会話がある」(総務 40代前半 女性)
「社員割引が化粧品のみならず、関連会社でも適用され、ついつい自社製品を利用する。退職後も化粧品など安く購入できる通販などがあり、それでカレンダーやエステのサービスなどのご案内もある。ホワイト企業の典型的な会社。社員を大切にしているから、社員も会社が好きになる」(広報 40代前半 女性)
2位にはアメリカの総合高級化粧品メーカーエスティ ローダーの日本法人ELGCが入った。特に”仕事のやりがい”は3.2点と高く、「各部門とも限られた人員のため、個人の責任が非常に大きいです。その分早い段階で多くのことを経験できます。特にブランド所属ですと本国やAPACのメンバーとの連絡も多いのでブランドビジネスの最先端にいることを実感できると思います」(マーケティング関連職 30代前半 男性)という口コミが印象的。
「年に一度のキック(キャンプとも呼ばれる)、高級ホテル貸切でやるパーティがとても楽しい。美味しい食事に、豪華絢爛な演出があるので、これはいい息抜きになった。また、最近はインフルエンサー(モデルや芸能人など)よりも早く、販売員が情報を手に入れるために、研修も始まったが、これも発売前の新製品を半年前くらいに学べるので楽しい」(ショップスタッフ 20代前半 女性)
「休日出勤はほぼない。残業も規定内に収まるよう徹底する風潮になってきている。勤怠についても細かくみられるため時間の改ざんなどはできなく、極めてホワイトだと思います。繁忙期は残業はもちろんありますが許容範囲だと思います。また残業しすぎると逆にマイナス評価につながるため、それぞれで時間のやりくりをしています」(マーケティング 30代前半 女性)
無添加化粧品が人気のファンケル。特に”労働時間の満足度”が3.5点と高い。「お客様重視で良心的な会社。契約社員に対する対応もよく、働く環境もよかった。契約社員は和気藹々と仕事をしていた。正社員候補になるには大変だと聞いたが、やる気と能力のある人には登用の道が開かれていたし、実際、数名が社員になった。社員割引もあり全体としてお得感があった」(その他 50代前半 女性)といった声もあり、職場の雰囲気も悪くないようだ。
「(出産・育児・介護について)家族の理由がない限りほぼみなさん百パーセント復帰します。昇級昇格のハンディもないです。近隣の保育園は激戦で、その点は大変です。(子供が熱を出してもすぐに迎えにいけない)また復帰後も時短勤務があり、マイカー通勤を認められてる人もいます。職場で一丸となって協力しあって、進めています」(研究開発 30代後半 女性)
「発信業務だったが、ノルマはなく、また無添加の商品を扱っていたせいか、お客様も好意的な方が多く、感謝されることも多かった。一度も嫌な思いをしたことがなかった。会社自体がお客様を主体にしているので、無理なセールスを強要されることもなく、返品も自由なため、良心的に仕事ができた」(その他 50代前半 女性)
「給与も福利厚生も充実」(ディーエイチシー)「15連休も取れる」(日本ロレアル)
4位には通販大手のディーエイチシーが入った。上位企業には一歩及ばなかったが、取り立てて低い項目もない。「キャリアアップも努力次第で出来て、給料も徐々に上がっていくシステムがあるので、上を目指していく人・収入重視な人には向いていると思う」(代理店営業 20代後半 男性)といった口コミもあった。
「給与も十分に頂けるし、福利厚生も充実しています。昇給などの制度も良く、仕事をきちんと評価して頂けた点も満足しています。また、働きやすい環境作りもされています。一年に一度上司と面談があり、不満も聞いてもらえます」(経営企画 20代後半 男性)
化粧品世界最大手のフランス企業ロレアルの日本法人がトップ5入り。項目別にみると、”給与の満足度”が特に高く、3.4点で5社中1位となっている。「残業には厳しく、お客様がいても他のスタッフが接客を変わってくれて時間通りに帰れます。残業がついてしまったら、基本的に後日遅く出勤するフレックス消化になります。自分のミスでクレーム等がない限り休日出勤はないです」(販売アドバイザー 30代前半 女性)という声も。
「自分のタイムマネジメント次第で、ほぼ毎日定時に退職できる。フランス人の役職が多く、3週間から1ヶ月程度休暇をとるせいか、休みは自由にとらせてくれる。マックス15連休をとったことがある。イベントがある部署は土日に出勤していることもあったようだが、振替休日を取得しても良いし、出勤した分は休日手当としてもらってもどちらでもいい制度」(財務・会計関連職 30代前半 女性)