成人女性の7割は「100歳まで生きたくない」 4人に1人は「夫には70歳まで働き続けてほしい」と回答

何歳まで生きたいですか?
100歳まで長生きしたいかを聞くと、「そう思わない」の合計が65.3%で、「そう思う」は合計12.6%に留まった。また自分がいつぐらいまで生きられると思うかを聞くと、「71~80歳まで」と答えた人が40.1%で最も多い。
長生きするために必要なものを聞くと、1位は「健康」で91.8%が答えている。2位以降、「貯蓄や収入」(68.9%)、「趣味、楽しみ」(34.9%)、「家族」(30.1%)、「健やかな心、折れないメンタル」(19.3%)、「国の補助(年金、医療費補助)」(9.5%)と続く。
100歳まで生きることにどんな不安があるかを聞くと、「老化で判断力や記憶力がなくなる」(68.3%)が最多。「歩いたり、動いたりしにくくなる」(62.6%)、「生活が自分ではできなくなる」(60.7%)など、健康や認知機能の衰えが多い。「お金が不足する」も53.7%が不安に感じているようだ。
「自分ができることを、楽しんで数えながら過ごせるメンタルの強さ」が必要?
「自分が働くなら何歳まで働きたいですか」には「65歳まで」が28.4%で最多、次が「60歳まで」で24.7%となった。配偶者には何歳まで働いてほしいかを聞くと、「65歳まで」(36.8%)が一番多く、次いで「70歳まで」(25.9%)となった。
仮に「人生100年時代を迎えるためのセミナー」があったらどんなことを知りたいかを聞くと、
「おひとりさまの老後の不安が減るセミナー」(30代・フルタイム)
「残りの50年、どんなイメージを抱けばよいのか。100歳までは人生をもう一回、ということになるのですが……」(50代・専業主婦)
などの声が多かった。また60代以上になると「できなくなっていくことを数える日々ではなく、自分ができることを、楽しんで数えながら過ごせるメンタルの強さ」(60代・フルタイム)など、メンタルに関することが目立った。同社は、
「健康、お金、人間関係、教育、福祉、経済、倫理、世界情勢、地球環境、そして幸せとは何か……、大げさではなく、さまざまなことが重いふたを押し上げて飛び出してくる、それが『人生100年時代を考えること』になりそうです」
と述べている。