柏市の新しい中学校、性別問わずズボン・スカート選択可能に 「LGBTに配慮していくべき」の声反映 | キャリコネニュース - Page 2
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柏市の新しい中学校、性別問わずズボン・スカート選択可能に 「LGBTに配慮していくべき」の声反映

ネクタイとズボン、リボンとズボンの組み合わせ例

ネクタイとズボン、リボンとズボンの組み合わせ例

ネクタイとスカート、リボンとスカートの組み合わせ例(画像はいずれも準備委員会の公開資料より)

ネクタイとスカート、リボンとスカートの組み合わせ例(画像はいずれも準備委員会の公開資料より)

市の教育委員会は開校に先立ち、学校の制服について委員会側が決めるべきではないと考えていた。

「そもそも必要かどうかも含め、開校後に生徒・保護者・地域の人に議論してもらい決めてもらおうと思っていました」

しかし、昨年6月に保護者を対象に開いた説明会でそのことを説明すると、「入学式に制服がないのか」と動揺が広がったため、保護者を対象に急遽アンケートを実施し、意見を聞いた。

2回のアンケートの結果、制服は必要という意見が約9割を占めたため、保護者、児童、教職員や地域住民らが参加する「制服・校内服等検討委員会」が立ち上がった。

スカートやズボン、リボンやネクタイを選択可能にする案も同委員会で決定されたもので、教育委員会の担当者は

「LGBTに配慮していくべきという考えの元、これまで柏市の中学校で一般的だった、男子は詰襟、女子はセーラーという差異を無くしていこうという意見が出たそうです。それならブレザーだろう、そして、じゃあネクタイもリボンも自由に選べるようにしよう、という流れで決まったと聞いています」

と明かす。検討委員会の第一回の議事録にも「詰襟、セーラー服とした場合、詰襟を女の子が着るのは困難であり(逆もしかり)、考える必要がある」と残っている。教育委員会は、検討委員会の事務局として、制服業者と委員会の仲介などを行うのみで、基本的な部分は全て検討委員会が決定したという。

なお、教育委員会の担当者は

「スカートとズボン、どちらか1つを選択するのを基本として考えていますが、お子様の好みに合わせ両方とも欲しいという方は、各ご家庭で経済状況に合わせて判断していただければと思います」

とも話していた。

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