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面接で「筋トレ頑張りました!」と言ったら鼻で笑われ撃沈 一体何がいけなかったのか

筋トレの継続は簡単なことではありません

筋トレの継続は簡単なことではありません

入学当初は30キロのベンチプレスが限界だったが、自ら考案したトレーニングメニューを継続させて食事管理も徹底し、100キロまで上げることができるようになったと説明したのだ。

そんな渾身の自己PRだったが、肝心の反応は「あ、そうですか」程度のものだったという。彼は文末に「○ねやボケ」と書いているため、相当お怒りのようだ。さらには、

「私の筋トレで培った計画実行力と自己管理能力は御社の仕事をするうえでも役に立つと思います」

という締めの言葉が響かなかったことも不満のようである。

気持ちは分かる。肉体改造と食事管理でベンチプレス100キロまでクリアするなんて、血の滲むような努力をしたのだろう。僕も学生時代は運動部だったが、彼ほど努力した記憶はない。相当頑張ったはずで、これを認めてもらえなかったというのは辛い。

目の前の面接官は無知な子供と思え!努力はPDCAサイクルで説明しよう!

ではどうして響かなかったのか。あんまり偉そうに講釈を垂れるつもりはないが、人は伝え方がマズいと相手に話を理解させることができなかったりする。また、話を聞く側も、自分の知見の範囲外の話をされると、ぼんやりと聞き流しがちだ。

恐らくこの話に登場するドライな面接官は、筋トレに対しての知識が乏しかったんだろう。であればそんな面接官でも「あ、努力したんだなあ」と思えるような話をしてあげること。これが重要になる。自己PRをする際には、目の前の面接官を知識の乏しい子供ぐらいに思っていればいいのだ。

そんな子供に分かりやすく話をするには、〝PDCAサイクル”になぞらえて説明するのがいいだろう。こんなところで説明するのも野暮だが、PDCAサイクルとは、計画を意味する「Plan」と実行の「Do」、評価の「Check」に改善の「Act」と、それぞれ頭文字をとったものである。

この世界の多くの企業は、この4つの段階を延々と繰り返して業務を行っている。計画を立てて実行し、その結果を評価した上で改善点を見出し、次の計画を進めるという、いってみれば当たり前のサイクルである。

だから例えばまずは自分がなぜ筋トレをしようと思ったのか。必ず理由があるはずなので、これを「Plan」に着手したことにすり合わせる。その次に実際に筋トレをスタートさせての「Do」、実行した上で見えてきた自分の肉体の変化を「Check」に当てはめ、最後に食事制限などで伸びしろの余地を増やす改善点を見出す「Act」。

このサイクルをどの程度の熱量とスパンで実行し続けてきたのか。その結果として何が培われたのか。面接先の企業にとって、その努力のサイクルはどう活かされるのかという点を熱っぽく語るのが最善だったのかもしれない。

もちろん、こと面接については「これだ」という正解はないんだけども、せっかく努力したことをPRしたいなら、どうすれば上手く伝わるか考える必要がある。これから面接が控えているという方は、努力の軌跡を門外漢でも分かるように説明ができるように、算段を練っておくといいだろう。

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