新社会人の7割「通勤は効率悪い」 2年後の理想年収は454万、先輩社会人の現実年収を約100万オーバー
通勤時にストレスを感じた瞬間は「車内の混雑」(51%)が最多だった。2位以降、「電車の遅延」(34.5%)、「電車マナー」(29.5%)、「駅の混雑」(28%)と続く。通勤中は約8割がスマホを操作し、うち9割がSNSをチェックしていた。
新社会人の理想の通勤時間は27.9分だが、先輩社会人が新入社員のとき、通勤にかけていた時間は平均47.6分。約20分もの乖離があった。
新社会人の2年後の理想年収は453.5万円だが、先輩社会人の年収は、現在356.9万円。理想と現実では96.6万円の差だ。出世意欲も、新社会人は72%だが、先輩会社員は59%となっている。
現在のモチベーション度についても、新社会人は10点中6点、先輩会社員は5点と若干低い。
「スマホでニュースを読み通勤時間の有効活用を」
新社会人の99%は「仕事を効率的に取り組みたい」という意欲があるようだ。効率が悪いと思う場面は、「業務内容」(43%)、「人間関係」(31%)、「職場環境」(30%)を挙げる人も少なくはないが、「通勤時間」(67%)が最多だった。
獨協大学経済学部・深澤真紀特任教授は調査を受け、「新入社員はまだまだ通勤時間をうまく利用できていない」と指摘する。「通勤時間を有効活用するには、やはりスマホが重要」で、
「ニュースを読むときには芸能ニュースを3本読んだら、科学や国際など自分の苦手ジャンルのニュースも3本読むなど自分なりにルールを決めると良いでしょう」
と提案していた。