ライフネット生命、複業が条件の「パラレルイノベーター採用」実施 週3・4日勤務で別の仕事との両立支援
選考の第一段階で提出する課題では、採用後に複業で行う挑戦を4つの視点から説明する必要がある。「どんな挑戦をするか」「挑戦によって世界がどう変わるか」「挑戦に必要な人・物・金・情報・時間は何か」「挑戦を通じてどんな成長をするか」について、できるだけ具体的な記載が求められる。文章、写真、動画など表現方法は問わない。課題選考通過後は面接などを経て合否が決まる。
同社は2010年から、正社員・契約社員を対象に事前申請制で複業を認めてきた。複業を「社外での挑戦と成長の機会」と位置づけ、社外での経験や得たスキル・ノウハウを活かし、社内でのさらなる活躍を期待しているためだ。
実際に、週3日同社で勤務しながら自身の会社を経営する部門長、週5日同社で働きつつ、一般社団法人でコンサルティング業務を行う社員等がいるという。複業経験者同士の情報交換など、複業での学びを本業に活かす動きも生まれ始めているそうだ。
今回のパラレルイノベーター採用の実施について同社は、「多様な志向性・経験を持つ方を採用したいと考えています」と述べている。応募は随時受け付けるという。