2019年卒の学生、仕事は「生活のため」が約6割 「転勤は嫌」も7割でプライベート重視する傾向
将来について聞くと、「転職は考えない」が69%、「転勤は嫌」が67.6%、「国内で働く」が71.1%に上った。転勤や海外勤務を嫌い、同じ所に留まりたいという学生が多いことがわかる。
「なりたい社会人像がある」という学生は45.9%、「社会人生活に期待する」は45.6%に留まっており、学生が社会人生活に憧れを抱いていないこともわかった。
とはいえ、前向きなところがないわけではない。「出世したい」は59.4%で「出世には興味ない」よりも多く、「やりたい仕事がある」も64.6%に上っている。
将来のライフプランとしては「結婚したい」「できればしたい」が合わせて78.2%に上っている。やはり8割近い学生は結婚したいと考えているようだ。ただ「どちらとも言えない」も12.2%、「あまりしたいと思わない」「したくない」も合わせて9.6%いた。
子供については「2人」ほしいという学生が60.9%で圧倒的に多く、次いで「3人」が16.3%だった。「1人」「4人以上」も含めると85.1%の学生が子供をほしいと答えている。この割合は結婚したい割合を上回っており、結婚には消極的でも子供はほしいという学生もいるようだ。
育休の取得にいて男女別に聞くと、「取得したい」「できればしたい」は女子で95.3%に達しており、男子でも70.1%に上っている。男性の育休取得率は現状ではわずか3.16%(2016年度)だが、今後取得する人が増えていくかもしれない。逆に配偶者に育休を取得してほしいかどうか聞くと、男子では84.6%、女子では61.3%だった。