職場でハラスメント行為をしている人に匿名メールで注意するサービス提供開始 「裁判・告発レベル」まで対応可 | キャリコネニュース - Page 2
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職場でハラスメント行為をしている人に匿名メールで注意するサービス提供開始 「裁判・告発レベル」まで対応可

ハラスメントの深刻度を選ぶ

ハラスメントの深刻度を選ぶ

公式サイトには猫のゆるキャラが描かれており、スクロールすると入力フォームにたどり着く。まず「セクハラ」「パワハラ」「アルハラ」「モラハラ」「スメハラ」「そのほか」の6種類からハラスメントを選択する。

次に深刻度を「おこレベル」「日常茶飯事レベル」「うつ寸前レベル」「犯罪の香りレベル」「裁判・告発レベル」の5つから選ぶ。そして相手のメールアドレスと名前を入力し、「今すぐ」「1日後」「2か月後」などから送信時間を選択。時差をつけることで、より送信者を特定しにくくする。

「裁判・告発レベル」の「アルハラ」をされたとして送ってみると、次のようなメールが届いた。

「容疑:アルハラ罪 実は◯◯さんが訴えられそうなぐらいのアルハラをしているとの目撃情報が入りました。アルハラは主にアルコールの強要や酔った時の言動による嫌がらせ行為です。何か心当たりはありませんか?」

ちなみに「おこレベル」を選ぶと、「実は◯◯さんがもしかしたらアルハラをしているとの目撃情報が入りました。アルハラは主に(中略)何か心当たりはありませんか?」と少し表現が柔らかくなる。レベルによって文章が変わるようだ。

送信者は該当者に一切関わることなく、送り先の反応まで見ることもできる

受信者のクリック画面

受信者のクリック画面

また共通してメール下部には「◯◯さんの親切な周りの人がおおごとになる前に伝えてくれています。改めないと◯◯さんを本気で訴えるかもしれません」とあり、受信者は「反省している」「こちらに非はない」のボタンを選択する。

そこからさらにメールの送り主にコメントを返信する。内容は選択式で、「ノーコメント」「教えてくれてありがとう」「身に覚えがない」「心当たりがある」などの中から選ぶことができる。

受信者が未読か既読かなども送信者側から分かるため、ハラスメントをしている人に直接声をかける必要もなくアクションを起こすことができる。

同社は、「ハラスメントに該当するかどうか」はハラスメントを受ける側の価値観に委ねられているとし、「行う側が『当たり前』と思っている言動・行動が嫌がらせに感じられてしまうことも多い」と指摘。

そのため「どこまでがハラスメント行為なのか」を世代や上下関係の壁を超えて教え合うことで、被害者・加害者・会社が最悪な事態に陥ることを防げるのではないかという思いで提供に至ったと説明している。

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