社会人の7割「自分の可能性が開花していると感じていない」 必要なのは「良い人間関係」
自分の可能性が開花しているか否かを聞くと、「あまり感じない」(45%)と「まったく感じない」(24%)が合計69%で、「まあまあ感じる」(25%)と「とても感じる」(6%)の合計31%を大きく上回った。
年齢別に見ると「感じる」と回答した人は20代前半(合計41%)が最も多い。それ以降減少傾向にあるが、50代でまた増加していく。
同社は「感じる」の割合が30~40代で低くなることについて、この年代が中堅社員とも呼ばれることから「仕事にも慣れてきて『中だるみ』が出て来やすい年代とも言われる一方で、管理職に就きストレスを感じる方も少なくないのではと予想される」とコメント。
またどんな時に可能性の開花を感じるかと聞くと上位3位は「周りに気づかれなくても自分の中でうまくいったと感じた時」「仕事で結果が出たと感じた時」「周りに評価された時」が入り、3割程度が回答していた。
年齢別に見ると、20代前半は「周りに気づかれなくても自分の中でうまくいったと感じた時」(39.3%)、20代後半は「周りに評価された時」(46.7%)が最多。同社は、社会経験を積むことで周りから評価を受けるようになる、としている。
40代の半数が「就活中に1社でも多くの企業を見ておけばよかった」
現在の仕事場・職場で自分の可能性が開花するため、何が必要だと思うかを聞くと「良い人間関係」が54%、「目標、目的」が39%となった。以降「適切な業務内容」「チームワーク」「仕組み、フレーム」が続き、「時間」は18%に留まった。
可能性を開花するために、学生の時や就活中にやっておけばよかったと思うことを聞くと、最も多かったのは「自分のやりたい分野をはっきり決めてそこに集中する(41%)。しかし次に多かったのは「自分のやりたい分野を決めずにいろんな世界を見る」(32%)となっており、相反する結果に。
また、「1社でも多くの企業を見ておく」は特に40代後半が多く、48%が回答している。それだけ多くの人が企業選びに後悔している、ということだろうか。