熊本市長「デマにご注意。未確認情報をむやみにRTしないで」 今回も京セラドーム亀裂のデマツイート広がる
6月18日朝、大阪府北部を震源とする地震があり、各地で大きな揺れを観測した。これを受け、熊本市の大西一史市長はツイッターで「デマにご注意」という投稿をした。
「熊本地震時の経験から、情報の発信元にはみなさん十分注意して信頼できる情報なのかどうか?今一度十分に確認をして下さい。未確認の情報をむやみにリツイートせず、情報の真偽を確かめてから責任をもってツイートして下さい」
「今後の情報にご注意下さい。熊本市役所でも情報収集を行い必要な体制を取ります」
大西市長は他にも「大阪府の皆さん。大きな地震があったようです。どうか身の回りの安全に気をつけて下さい」と、地震発生6分後に投稿している。
「今後も地震が起きる可能性があり、今後の情報にも十分ご注意下さい。熊本市役所でも情報収集を行い必要な体制を取ります」
また現在、熊本市からも支援・派遣などに対応出来るよう体制を整えているという。熊本県は昨年4月に熊本地震が発生し、最大震度7を観測した。このときSNSで「熊本市動植物園からライオンが逃げ出した」というデマが拡散され、大きな話題となった。
当時はこのデマのため、「家が崩れそうだけど、ライオンが逃げているから家から出られない」という人もおり、動物園側も「本当に逃げたのか」という電話対応に手間取ったという。なおデマを拡散した人物は、偽計業務妨害の疑いで逮捕されている。
大西市長のツイートはこの事件があってのことだろう。しかし今回の地震でも「京セラドームに亀裂が入った」という情報がSNSで拡散。スポーツ報知によると「屋根に亀裂が入った事実はない」とのことだった。残念ながら、災害時ほどネットリテラシーが必要だと言えそうだ。
大阪府の皆さん。大きな地震があったようです。どうか身の回りの安全に気をつけて下さい。今後も地震が起きる可能性があり、今後の情報にも十分ご注意下さい。熊本市役所でも情報収集を行い必要な体制を取ります。 https://t.co/X7EtyLf1FT
— 熊本市長 大西一史 (@K_Onishi) 2018年6月17日
先ほど危機管理監と対応を協議して今後の現地への支援を協議。まずは近隣の自治体からの支援体制が確立されることが重要ですが、情報収集をして必要に応じて熊本市からの専門職員派遣など迅速に対応できるように体制を整えています。現地の皆さんは大変ですが落ち着いて今後の情報に注意して下さい。
— 熊本市長 大西一史 (@K_Onishi) 2018年6月18日
【デマにご注意】熊本地震時の経験から、情報の発信元にはみなさん十分注意して信頼できる情報なのかどうか?今一度十分に確認をして下さい。未確認の情報をむやみにリツイートせず、情報の真偽を確かめてから責任をもってツイートして下さい。
— 熊本市長 大西一史 (@K_Onishi) 2018年6月18日