教員の3割が勤務間インターバル「11時間未満」 毎日4時間以上残業?5年前から上昇傾向 | キャリコネニュース - Page 2
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教員の3割が勤務間インターバル「11時間未満」 毎日4時間以上残業?5年前から上昇傾向

教師の勤務間インターバル「11時間未満」が増加

教師の勤務間インターバル「11時間未満」が増加

2016年の状況をみると、最も多いのは「14~15時間未満」。以降、「15~16時間未満」「13~14時間未満」と続く。「13~16時間未満」が57.7%となった。一方、「11時間未満」も10.4%いる。

なお勤務間インターバルが11時間だと、9~18時勤務の場合、4時間残業し22時退社し翌日9時に出社することとなる。ちなみに1営業日あたり4時間以上残業をすると、月の残業時間は長時間労働の判断水準の一つである80時間を超える計算となる。

職業別に見ると一般・会計事務などの「事務従事者」は「14~15時間未満」(25.7%)、「15~16時間未満」(23.8%)に集中している。管理職の「管理的職業従事者」も12~15時間の帯に集中している。一方、技術者・保健医療従事者・教員・クリエイターなどの「専門的・技術的職業従事者」、営業や販売員などの「販売従事者」は勤務間インターバルが短い階級にも広く分布している。

特に「専門的・技術的職業従事者」では、「10~11時間未満」の割合が他の職業分類に比べて高く、「11時間未満」の合計が14.8%となっている。中分類別にみると、「教員」では「11時間未満」が26.3%と他の職業に比べて著しく高い。ホワイトカラー労働者全体についてみた場合(10.4%)の約2.5倍となっている。

「11時間未満」の割合、「教員」では増える一方、「商品販売従事者」では減少傾向

ホワイトカラー労働者の勤務間インターバルの状況を5年前と比較すると、割合の最も高い「14~15時間未満」は2011年(23.9%)から2.2ポイント低下した。一方「11時間未満」(10%)は0.4ポイント上昇している。

男女別にみると「11時間未満」の割合は、男性で0.7ポイント、女性で0.2ポイント上昇している。女性の「14~15時間未満」が29.2%から5.6ポイント減少しているのも特徴的だ。

年齢別に見ると、「25~34歳」の若年層で上昇が目立っている。特に「25~29歳」は7.8%から13.7%となり、5.9ポイント上昇している。

職業別に見ると先述した教員については18.2%から26.3%に上昇しており、男性教員では6.8ポイント、女性教員では10.1ポイント上昇している。一方で「商品販売従事者」は12.4%から6.8%に減少している。

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