都の受動喫煙防止条例、喫煙者の7割が「東京以外でも推進すべき」 条例の影響で「電子式たばこに切り替える」という人も1割
東京都以外に居住する963人に、東京都以外でもこの条例を推進すべきかどうか聞くと、たばこを吸わない人の54.1%が「絶対推進するべき」、34.3%が「嫌だが必要だと思う」と答えた。合計で9割近い人が条例を推進すべきだと考えていることがわかった。
元喫煙者でも「絶対推進」が34.4%、「嫌だが必要」が39.6%で計74%に上り、喫煙者でも「推進」が31.8%、「必要」が37.3%となっている。現在、たばこを吸っている人ですら7割近くが条例を支持している。
また、条例は喫煙者の意識や行動にも僅かではあるが、影響を与えていることがわかった。元喫煙者の3.1%は「世間の禁煙活動」が禁煙のきっかけになったとしている。
また現役の喫煙者でも8.2%は「この条例を理由に禁煙しようと思う」と回答。「禁煙しようと思うがやめられない」という人も35.8%に上った。実際にやめられるかどうかはともかく、やめようと思う人が計44%もいるようだ。「電子/加熱式たばこに変える」という人も9.7%いる。こうした厳しい条例が全国に普及すれば、禁煙に踏み切る人もますます増えそうだ。