DA PUMP「U.S.A」の替え歌「I.N.K(田舎)」が話題 宮城県栗原市がテーマ「FM入らない場所がちらほら」「止まらぬ過疎化にインスパイア」 | キャリコネニュース - Page 2
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DA PUMP「U.S.A」の替え歌「I.N.K(田舎)」が話題 宮城県栗原市がテーマ「FM入らない場所がちらほら」「止まらぬ過疎化にインスパイア」

画像はユーチューブをキャプチャ

画像はユーチューブをキャプチャ

他にも、「I.N.K 母校の先輩『クドカン』『英孝ちゃん』」という地元の有名人自慢や、「小学生の頃にマジで意味不明だけど国道4号線(編注:東京から栃木・福島・宮城・岩手を経て青森へ至る一般国道)が日本一だと思ってた」というものの他、

「I.N.K FM入らない場所がちらほら」
「C’mon Baby 栗原 止まらぬ過疎化にインスパイア」

など切実なものもある。カバーしたのは、仙台を中心に活動するエンターテイメントユニット「パンダライオン」。今月6日にユーチューブに公開し、10日現在で約40万再生されている。コメント欄には「ダンスと歌と上手すぎで笑った!!」「子供の医療費無料なんて魅力的ですね!住みたいと思っちゃう」といった声が寄せられている。

メンバーのMOZさんの地元が栗原市であることから、PRを兼ねてMVを制作したという。MOZさんのツイッターによると「使用経費4000円足らず 撮影時間8時間足らず その後、夜レコーディング、早朝福島ライブの強行スケジュールで撮った、スピルバーグも『びっくりはら』な超大作MV」だという。

「色んな方々から、激励の声を頂いております。本当にありがとうございます。皆さんがクスっと笑えて、少しでも元気になれるような企画を考えて、東北から発信して行きたいと考えておりますので、応援宜しくお願いします」

とした上で「とりあえず、今の所叱られてませんがDAPUMPさんの懐の深さに感謝です!」とコメントしている。

栗原市「若い方がこういうPRをしてくれるのは嬉しい」 人口は毎年1000人ずつ減

栗原市は2005年に全10町村が合併して誕生した市で、同曲を聞いた同市役所企画課定住戦略室担当者は、「歌詞がまさに栗原あるある」と話す。

「個人的に面白く見ました。若い方がこういうPRをしてくれるのは嬉しいです。これをきっかけにぜひとも栗原を知ってほしいですね。でもやはり『止まらぬ過疎化にインスパイア』とかは胸が痛いです」

同市は人口約7万人だが、毎年約1000人ずつ減っている。理由の一つとして大学・専門学校がないため、仙台や首都圏に若者が流出することが挙げられる。同担当者は「それは仕方ないとしても、若者が戻りたくなる環境を作りたいです」という。

そのため昨年はよしもとクリエイティブ・エージェンシーと共同で体験型移住プロジェクト「ゆるくておもしろい?移住」を実施した。気軽に移住を体験してもらうというコンセプトのため、

「参加者9人は常に栗原にいるのではなく、たまに来て地域の人と交流するという『ゆるい移住』でした。現在定住している人はいないのですが、たまに地域の人に会いに来る人はいますね」

と話す。今年度はまちづくり実践者、またそれを目指す学生や若手クリエイターなどを「宮城県栗原市認定まちクリエイター」を募集している。実際にまちの魅力につながる創作・表現活動やまちづくり活動を実施した人に「まちクリエイター」の称号を付与する。

「移住してもらうことも目標ですが、クリエイターとともに地域を盛り上げていきたいと考えています」(同担当者)

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