今年の夏の甲子園、最も試合を見たのは金足農業の地元秋田県 決勝戦は4割以上が視聴 全国平均と30ポイントもの差
劇的なサヨナラ勝利が話題を呼んだ金足農業対近江の準々決勝試合は、大会期間中2番目に高い接触率(8.5%)を出した。次の日に行われた準決勝は7.2%だった。
全55試合のうち、金足農業と大阪桐蔭による決勝戦の全国の接触率は13.5%で、唯一の2ケタ台を記録した。
中でも、秋田県の接触率は44.3%と突出している。秋田を除く東北5県の平均接触率も19.2%と高めだった。東北勢初優勝のチャンスに、多くの人が注目していたようだ。
秋田県での決勝戦の接触率の推移を詳しく見ると、4回裏、大阪桐蔭の3ランホームランで 5点差となる直前で、最高接触率となる46.9%を記録している。金足農はこの4回、5回で9失点していて、調査を行ったインテージは「それまで勝ち続けてきたエースが初めて崩れる姿に、少しつらくなって視聴をやめてしまった人もいるのかもしれません」と見ている。
6 回の投手交代のタイミングでも接触率はやや下がったが、その後は同じ水準で試合終了まで推移した。試合終了時刻の接触率は40%以上を保っていて、多くの人が最後まで戦いを見守っていたことがうかがえる。