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「香水をつけている人は自己中」に賛否両論! 4人に1人が他人の香水を不快に感じている現状も

最近、街中を歩いていると香水をつけている人が増えたような気がする。いい匂いの人もいれば、中にはむせ返るほどの独特な匂いを放つ人もおり、鼻呼吸をセーブしなくてはいけない機会も少なくない。

9月中旬、はてな匿名ダイアリーに「香水をつけてる人の9割は自己中」というエントリーが寄せられた。投稿者も以前は香水をつけるていたようだが、”香水をつけてる人は自己中”と考えるようになり、「私もその仲間に入りたくないので捨てました」と綴った。(文:石川祐介)

「万人が好きな匂いというのはありません」

香水を付けている人は自己中?

香水を付けている人は自己中?

そのように考えついた理由について、投稿者はこのように主張する。

「香水をつける人の理由としては3つあります。1つ目は、自分の好きな匂いをつけて気分を上げたいから。2つ目は、『私(オレ)いい匂いするでしょ?いい匂いする私(オレ)いい女(男)でしょ?』アピール。3つ目は、体臭隠し」

その上で、体臭隠しで香水を使う人はほとんどないとし、「1つ目は大義名分で本心は2つ目なわけです。これが真実です」と分析。どうやら香水をつけている人のほとんどは、「香水つけてる俺カッケー」「香水つけちゃう私カワイイ」という自己アピールをするためであると考えているようだ。

そして、「匂いというのは人によって好き嫌いがあります。万人が好きな匂いというのはありません」と嗅覚は十人十色であると語り、

「それにも関わらず自分が好きな匂いを一方的に撒き散らし、周囲の人間に強制的に嗅がせるというのは自己中という他ありません」

と利己的な理由で香水をつけ、自身の好みのニオイを周囲への配慮なく押し付けていると続けた。

9割の人が他人の香水が気になる、と回答

投稿者は香水をつけてる人に対して、ネガティブな感情を抱いていることはよくわかった。ただ、この持論に対してコメント欄では、

「つけすぎるのは自己中心的だけど、つけすぎてないなら別に構わない」
「街を歩いてるだけでいろんな香りがして楽しいから僕は香水大好き!」

といった香水をつけることを許容・肯定する意見が見られ、投稿者に共感を示す声はあまり見られなかった。他人に配慮してなんでも自粛しなけれいけないとなると、それはそれで息苦しい。

だが実際は、他人の香水に嫌悪感を抱いている人は多そうだ。ネットリサーチ会社のマーシュが男女900人を対象に実施したアンケート調査によると、「外出先や職場・学校、交通機関などで、他人がつけている香水が気になることはありますか」という質問に、「よくある」(21.4%)、「時々ある」(44.2%)、「ごくまれにある」(24.9%)と、9割が他人の香水が気になると回答。

さらに、「他人がつけている香水に対するあなたの気持ちとして、最も近いものをお選びください」と聞くと、「全般的に好きである」と答えた人はわずか8.2%で、「全般的に苦手(または不快)である」と答えた人は4人中1人に当たる23.3%。好きな人の約3倍も香水にネガティブな印象を抱いているようだ。

香水をつけることが自己中かどうかを測定するリトマス試験紙になるかは不明だが、使う際はTPOを選んだ方がよさそうだ。

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