40~50代の未婚男女「長生きしたい」は約4割に留まる 長生きしたくない女性ほど「誰にも頼らず生きたい」と考える傾向
“なるべく長生きしたいか”という質問に「非常にあてはまる」もしくは「あてはまる」と答えた人を”長生きしたい人”、「あまりあてはまらない」もしくは「全くあてはまらない」と答えた人を”長生きしたくない人”と分類。
恋愛観や結婚観に関する質問項目について両者を比較すると、「恋愛をした方が幸せになれる」と答えた人は、長生きしたい人では72%、長生きしたくない人で59%だった。また長生きしたい人の46%、長生きしたくない人の32%が「結婚した方が幸せになれる」と答えた。長生きしたい人の方が恋愛や結婚に積極的であることがわかる。
一方、「誰にも頼らずに生きたい」という回答は、長生きしたくない人で75%にもなり、長生きしたい人の68%を上回っていた。長生きしたくない人は、恋愛や結婚に消極的で人に頼らずに生きていきたいと思っているようだ。
調査では、家族と同居で生活しているか、単身で生活しているかも聞いた。家族と同居している人に絞ると、長生きしたい男性の52%が「結婚した方が幸せになれる」、「自分の子供は欲しいと思う」と答えている。これは長生きしたい女性や長生きしたくない男女の回答の割合を上回っている。
一方で、家族と同居している長生きしたくない女性では「誰にも頼らずに生きたい」と回答した人が75%と比較的高かった。
自分に介護が必要となった時のことを「非常に不安に感じる」と答えた人の割合は、長生きしたい男性では33%、長生きしたくない男性では26%、一方長生きしたい女性では48%、長生きしたくない女性では55%に上っている。長生きしたいかどうかに関わらず、女性の方が介護が必要になった時のことを不安に感じているようだ。
また男女ともに長生きしたくないという人の方が経済的なゆとりが全然ないと答えている。生活にゆとりがないからこそ、長生きしたいと思えないのかもしれない。