後悔していること

スレッドを読んでいくと、スレ主が言うように学校の勉強について後悔するコメントが多い。

「私も勉強だな。もっと頑張ればよかった」
「地頭が相当悪いとは思うんだけど、諦めずにもっと一生懸命勉強して、嫌いでも大学行くべきだったな」

そう感じる背景には、年収が考えられそうだ。

独立行政法人「国立女性教育会館」による、正規雇用女性の学歴別年収（2015年版）を見ると、「25～29歳」（大卒・大学院卒：400万円、高校卒：300万円）、「30～34歳」（同：456万円、同：317万円）、「35～39歳」（同：506万円、同：335万円）と、年齢が上がるにつれて「学歴と収入の差」が顕著になっている。

ほかには、「非正規ばかりしてしまったこと。正社員経験が一回しかない」「自分に合った職業に就けばよかった。 己と世間を知らな過ぎた…… 」など、仕事に関する後悔も寄せられている。

仕事では人生の3分の1を費やすと言われている。それだけに、仕事がつまらないと人生そのものが退屈で、現在に不満を抱くのも無理はない。仕事を楽しんでいる人とは人生の満足度や収入にも差が出て、余計に辛くなってくる。

変わったところでは、「中学でグレたこと。悪口を言ったりかなり調子乗ってた。最低最悪だった」という書き込みも。どの程度のグレていたのかは不明だが、「いまばっちり返ってきてます。因果応報はありますね」と書いている。

人は「しなかったこと」を悔やむものなのか

ほかには、「歯磨きを本気で取り組んでいかなかったこと。 自分の歯はプライスレスだよ……」「小学生の頃から大人になるまで虫歯を放置してたこと」など、歯を大切にしなかったことを悔やむ声も多い。歯が悪いと家計的にも打撃だ。また、「エステ、美容皮膚科で200万近く浪費」などお金の使い方についての後悔も寄せられている。

人は挑戦して失敗したことよりも、挑戦しなかったことを後悔するとはよく言うが、ガルちゃんのスレッドを見ても、「勉強を頑張ればよかった」「歯を大切にすればよかった」など、「しなかった選択」を引きずっていることがわかる。どんなに小さなことでも、何かアクションを起こすことで前向きになれるのではないだろうか。